マレーシアに住んでいて、幸せだと感じることの一つは、
新鮮で美味しいマンゴーが、安価で手に入ることである。
例年、3月から4月がマンゴーの季節。
この季節、雨が降らず、毎日焦げ付くような暑さなのだが、
このジリジリとした暑さと共にマンゴーが市場に出回るようになる。
常夏のマレーシアで、季節を感じられるささやかな機会である。
日本に住んでいた頃は、マンゴーと言えば黄色くて楕円形の果物と思っていた。
マレーシアに住んで、実はマンゴーにも色々な種類があるというのを知った。
この写真は、自宅の近所の夜市である。
暗くないのは夕方、店開きしてすぐに撮った写真だからだ。
売り台の端から端まで、マンゴーがずらっと並んでいる。
私が好きなのは、手前から二つ目の山になっている、緑色のマンゴー。
Black Goldという品種で、オレンジ色の果肉と濃厚な甘さがとても美味しい。
値段は2kgで10リンギット(約300円)
ここ数年でずいぶん値上がりして、以前は3kgで10リンギットだった。
2kgで大体5-6個くらい購入できる。
マンゴーはそのまま食べるのが一番好きだが、
ヨーグルトやアイスクリームに混ぜたり、サラダに混ぜるのも好きだ。
実は、我が家の庭にはマンゴーの木がある。
正確には我が家の庭ではなく、コンドミニアムの共有スペースなのだが、
上の階に住んでいた中華系のマダムが植えて、
マダム亡き後、ご家族から我が家が引き継いだものだ。
私は植物の世話が下手なので、
管理はコンドミニアムの庭師の男性にお願いしている。
なかなか立派な木に育ち、毎年たわわな実がなる。
実が小振りなので、そのまま食べる他に、
多くはマンゴーピューレにしている。
このマンゴーピューレとヨーグルトでマンゴーラッシーにしたり、
アイスクリームや杏仁豆腐にかけたりと、色々楽しめる。
我が家のマンゴーの季節の楽しみである。
来月、イスラム教のラマダンがやってくる。
日中、一切の飲食を経つラマダン中、マンゴーラッシーは至福の飲み物となる。
やっと小さな実を付け始めた我が家のマンゴー。
今年の出来具合はどうだろうと、今から楽しみなのである。
マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana
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