2018年5月2日水曜日

本当に脚のラインはハイヒールで変わるのか

女性の体型コンプレックスで、常に上位を占めるのが脚の悩み。
太い、細すぎる。腿張り、ふくらはぎが太い、足首が無い、
O脚、X脚などなど。
自分の脚に100%満足している女性など、この世にいないかもしれない。

かく言う私も、筋金入りの脚コンプレックスの持ち主だった。
とにかく自分の脚が嫌で嫌で、パーツ交換が可能なら、
真っ先に脚を取り替えたいと思っていた程だ。

私の脚は、父親譲りでがっしりとした筋肉質。
特にふくらはぎが発達しているので、スキニーやスリムなジーンズは、
履く時にふくらはぎで引っかかって、それ以上は上がらない。
スパッツやレギパンを履けば、何故かとび職か、神輿担ぎの若衆のようになる。
なので、ジーンズはストレートしか選べないのだ。

とにかく脚を細くするために、あらゆる方法を試したが、効果は無く、
この脚は遺伝だから、一生変わらないと思っていた。


ところが、
10センチのハイヒールを日常履きにして間もなく、
鏡を見て、「え?」と思う瞬間が増えた。
どこがどうとは言えないが、何となく脚が今までと違う形に見える気がした。
それに、気がつけばいつの間にか、
ミニスカートに着替えた時に、ため息をつかなくなっていたのだ。

最初は気のせいだと思っていた。
そんなある日、師匠に「Nanaさん、脚のラインが変わりましたね。」と指摘され、
気のせいではなかったのだと確信した。


劇的に細くなったのではない。太いか細いかと言ったら、太めではある。
しかし、ふくらはぎが全体に持ち上がった感じになり、
内腿に括れが出現した。
ヒップアップし、ジーンズを履いた時のヒップラインが変わった。
それと同時に、歩くといつも痛くなっていた前腿や、ふくらはぎの外側の痛みが
無くなった。

何よりも、いつの間にか、太さが気にならなくなっていたのである。
それどころか、「悪くない。」と思えるようにすらなった。
これは私にとって、とてつもなく大きな発見だった。


ハイヒールを履くことで、脚のラインは変わる。
私は現在進行形の人体実験の証人として、強く言いきれる。
師匠をはじめ、Team Asami-Parisの同志の方のブログを読んでも、
半信半疑だったのだが、今や私が生き証人である。


ただし、やみくもにハイヒールを履いても、脚のラインは
悪化するばかりなので注意が必要だ。
ハイヒールで正しく歩くのに必要な筋肉を、
正しく動かしてこそ、足のラインは変わる。


ラインが変わるとは、言い換えれば形が整う、ということだ。
もともと生まれ持った骨格、筋肉と脂肪の量と付き方は千差万別。
それが、子供の頃からの歩き方の癖が積み重なり、
大人になってから間違ったハイヒールの歩きをすることで、
なお一層脚の筋肉が偏った使われ方をし、結果、脚の形が悪くなってしまう。


筋肉を本来あるべき場所へ整え、正しく使えば、
脚のラインが整わないはずがない。
それが出来るのが、ハイヒールで正しく歩くことだと実感した。


今までコンプレックスでしかなかった脚が、
悪くないと思える。愛しいと思えるようになるとは、
とてつもなく大きな自信を齎してくれる。
冗談ではなく、世界が全く変わってしまうほどだ。


自分の脚はもう変わらない。
何をしても無駄だと思っている方がいらっしゃったら、
駄目もとで、ハイヒールの哲学の世界へ飛び込んでいただきたい。

「脚が太いから」という言い訳が無い世界。
「これが愛しい私の脚」と自分の脚を愛せる世界。

そんな世界へ誘ってくれるツールが、ハイヒールなのである。




マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana












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