2018年6月27日水曜日

肋骨と骨盤の距離とアンチエイジング

アンチエイジング
この言葉を聞くと、思わず反応してしまう女性は多いのではないだろうか。

アンチエイジングを謳ったサプリ、化粧品、エステ、食事の摂りかた
あらゆる所で、アンチエイジングの為の情報が溢れている。
日本は特に、美白とアンチエイジングに関しては
異常に関心が高いと思う。

それなのに何故か、驚くほど世の女性が無関心なのが、「姿勢」
体の内側からのアンチエイジングも勿論だが
実は姿勢抜きには、アンチエイジングは語れない。



当たり前だが地球には重力がある。
そして人間は、二本足で直立歩行する生き物である。
いわば人間は、重力に真っ向から逆らって(笑)直立している生き物なのだ。
そして、重力に逆らって体を支えているのが、筋肉である。

ところが年を取って筋肉が衰えると、だんだんと体が下に落ちてくる。
そうすると重力に逆らえなくなり、筋肉が落ち
骨を正しい位置にキープできなくなってしまう。

外側がゆがめば、当然体の中にも影響が出る。
内臓が落ち、リンパや血管が圧迫されて流れが阻害され
疲れやすく回復しにくい体になる。
というマイナスの循環になってくるのだ。


有る程度の年齢がいけば、当然誰でも体が落ちてくるのだが
若さと健康を保つには、体が落ちる速度を極力遅くすること。
それが、本当のアンチエイジングなのではないかと思う。
アンチエイジングというより、スローエイジングを目指すということだ。

年齢的に若くても、最近の女性の姿勢の悪さを見ていると
お年寄りとほぼ変わらないのでは、と心配になる。
年齢は若くても、メイクやファッションをどんなに綺麗にしても
自ら体を老化する方向へ捻じ曲げていては、本末転倒としか言いようがない。



姿勢とアンチエイジングの関係については、綴りだすと長くなるので
今日は、肋骨と骨盤の距離の確認方法について綴ろうと思う。


肋骨と骨盤の距離は、しっかりと引き離されていること。
腰の曲がったお年寄りで、肋骨と骨盤がくっつきそうな方がいらっしゃるが
あの逆の状態を保つ事だと思っていただきたい。


肋骨を触っていき、肋骨の一番下の骨を確認する。
それから、骨盤の横を触り、骨盤の一番上の位置を確認する。
腰に手を当てると確認しやすいかと思う。


拳骨を作り、手の甲が前を向いた状態で
拳を脇腹に当てて、グッと押してみていただきたい。
肋骨と骨盤がしっかりと引き離されていれば、
肋骨の一番下と骨盤の間の隙間に、拳がグッと入るはずだ。
このスペースがしっかりあることと
脇腹に拳がグッと入る柔らかさがあること。


拳が入るスペースが無い方は、肋骨が落ちているし
拳が入らないほど固い方は、脇腹が固くなっている。
しっかりと上体を引き上げること。
もしも脇腹が固い場合は、痛すぎない程度に拳で解してあげると良い。
ウエストラインが曖昧な方は、自分の体にウエストの位置を教えてあげる意味でも
脇腹を解すのはお勧めだ。



ハイヒール、特にヒールが細いものを履く時は
腹筋をグッと引き上げて体を支える。
この状態が、肋骨と骨盤がしっかりと引き離されている状態である。

フラットシューズは、腹筋が落ちていても履けてしまうため、
体が正しいポジションを取っているかどうか分かりづらい。
その点ハイヒール、特にピンヒールは
正しいポジションを取らないとバランスが取れなかったり
体のどこかに痛みが出るので、非常に分かりやすい。

ハイヒールで体の軸を司るということは
骨や筋肉の状態を、常に正しいポジションに保つということ。
日常で正しい体のポジションが当たり前になれば、
自動的にアンチエイジングが出来るという訳だ。



ハイヒールが健康に良いというのは、こういう面からも説明がつく。
歩きながら美と健康を手に入れられる。
まさに一挙両得である。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana












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