しかしそれは「でも私には、何の才能も無いし。」
という諦めと、常にセットだった。
才能とは何だろう。
多くの場合、才能と言うと
「その分野において特別に秀でた能力」
だと思われている。
実際、私もそう思っていた。
だから特にズバ抜けたものがない私は
「私には何の才能も無い人。」
だと決め付けていたのだ。
だが今は、才能と言うのは、
その人が好きでたまらないもの
得意で、自然に出来てしまうもの
乗り越えてきたもの
この中に有ると思っている。
それをズバ抜けたものにするかどうかは
その後の努力次第。
本田 健さんの著書だったと思うが
誰にでも「才能の原型」がある。という一文があった。
才能の原型は、自分が大好きだったり、
自然に出来てしまうものの中にあったり
人から見た自分に、自然に現れていることが多いという。
例えば、あの人は女優のようだ、という女性がいたら
その人が主婦だろうがOLだろうが
その女性は、女優のような華やかさと
人に強く印象を与える原型を持っているということ。
また、原型は一つではなく、誰もが複数の原型を持っている。
芸術家、著述家、政治家、医者、コメディアン
哲学者、軍人、ヒーラー など、様々な原型があり
それらの原型を掛け合わせた時に
その人だけの魅力が発揮されると言う。
誰もがオリジナルの才能の持ち主であり
唯一無二の魅力の持ち主。
そう考えると、たまらなくワクワクするではないか。
私の才能の原型は何だろう と考えてみた。
昔から本が好きだったから、著述家
音楽や演劇が好きで堪らない パフォーマー、アーティスト
ハイヒールコーチという 教育家
格好悪いところを、結構平気でさらけ出せる コメディアン
時折、突拍子もないことをしてのけるし
世の中の常識に縛られるのが嫌いな 革命家や闘士という
原型もあるかもしれない。
ハイヒールの世界に飛び込んでみて分かったこと。
それは、私は自分で思っているよりもずっと
人前に出る度胸があると言うことだ。
以前は人前に出るのは苦手だと思っていたし
人前で喋るのも嫌だった。
しかし今では、緊張はするが苦手意識は無くなった。
だから、コーチとしてクライアントの前に立つことに抵抗がない。
もしかしたら私の中にある、パフォーマーという原型が
目覚めたのかもしれない。
これは、ハイヒールの哲学に飛び込まなければ
決して分からなかったことなのだ。
才能が無い人など、一人もいない。
誰もが才能に溢れ、個性に溢れ 魅力を持っている。
それらを眠らせたままにするのは 勿体無い。
才能が無い、といじけている時間があったら
少しでも興味があること、やってみたいことに
挑戦してみるほうがいい。
そこから思いもよらぬ縁で、本当にやりたいことに
辿りつくかもしれないのだから。
あなたの才能の原型は何だろう。
マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana
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