2018年10月4日木曜日

見たくないものほど見る

自分の動く姿を動画で観る。
大抵の人は、自分が映っている動画を、じっくりと観たことは無いと思う。
もちろん、イベントやパーティの様子を撮影したビデオなどは
あるかもしれないが。


私も例に漏れず、自分が映っているビデオを
しっかりと観たことは無かった。
そもそもビデオに撮られるのが苦手だったし
自分の動きや喋りを見るのはもっと苦手だった。


しかしハイヒールのコンサルティングを受けて以来
必要に迫られて(?)自分を撮影してチェックする機会が増えた。
初めて見た時は、あまりのひどさと気恥ずかしさに
胸を掻き毟って叫びたくなる衝動に駆られたほどだ。


人は、物事を見たいように見る。


鏡の前でどんなに練習をしても、幾分かの贔屓目が入っているが
動画はそうはいかない。
ありのままを映してしまうので
当然、見たくないものが山ほど映し出されてしまう。

意識して撮ったものはまだしも、日常の意識していない動きを
撮影したものは、まさに阿鼻叫喚の世界なのだ。
私は普段、こんなひどい姿を人前に晒しているのか。と。


己の姿を見た後は、腑抜けてしまいそうなショックを受けるが
何事もマイナスがあるからプラスがある。
出来ていないからこそ、修正点が分かる。
あとはひとつひとつ、コツコツと修正していくこと。
意識して修正し続けること。


見たくないものの中にこそ、自分を高めるお宝が眠っている。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana











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