私の人生は、50歳でがらりと変わった。
自分がハイヒールを履き、しかもコーチとして
人様に教えるようになるなど
わずか1年前には想像もしなかったことだ。
人生は本当に変えられる。
文字で綴っても、ピンとこないと思うので
今日は恥ずかしながら
証拠写真をお見せしたいと思う。
42歳の私。
先日、母の部屋を片付けていて見つけた。
懐かしさと同時に、うわっ、と思った。
顔は確かに、今より若いのだが
今よりずっと老けた印象だ。
我ながら衝撃だったので
この写真を色々な人に見せたのだが
今の私しか知らない人は、皆一様に、
「えっ……。」
と絶句するのが面白かった。
それくらい老けて見えるらしい(苦笑)
あの頃、夫が中東に単身赴任をしており
私はフルタイムで働きながら、3人の子育てに奮闘していた。
仕事は納期に追われる仕事で
万が一にも納期に遅れてはならず
常にそのことが頭から離れなかった。
加えてまだ幼い娘と、小学生だった息子二人
一体どうやって乗り越えていたのか。
今思い返しても、苦しい思い出しかなかった時期なのである。
そのせいか、疲れた顔をしているし
丸まった肩と、落ちたみぞおちの辺りが尚更
お母さん、お疲れね、という感じなのだ。
そしてこちらが現在の私
靴と言えばフラットシューズかスニーカー。
家では裸足で、近所へはビーチサンダル。
ヒールは5センチが限界で、1年に1-2回履くだけだった。
つい1年前まではそうだった。
そんな私が、今はハイヒールコーチである。
ピンヒールを履いて
姿勢は格段に良くなり、
以前はコンプレックスだった脚が気にならなくなった。
ミニスカートが堂々と履けるようになった
「格好良いですね」と言われることが多くなった。
人生は自分で変える事ができる。
生きた証拠がここにいる。
どんなに苦しかった過去も、あの時の自分があるから
今の自分がある。
老けて、ボーッとした印象の42歳ではあったが
あの頃、必死で頑張った私だって
紛れも無い私自身。
人生には波があり、タイミングがある。
年齢は、それだけ経験を重ねてきたという
誇らしい勲章。
足枷ではない。
自分の人生を変えたいと思ったら
その時がタイミングなのだ。
飛び込む勇気と、人生を変える努力
必要なのはそれだけ。
人は、何歳からでも変わることが出来る。
50歳でも、60歳でも。
色々なことを乗り越えてきた
成熟した女性の美しさとエレガンスを
若い世代に見せてあげましょう。
私は、同世代の女性にそう言いたい。
そして、未来への時間がたくさんある若い女性へは
今から一歩一歩を大切に。
美しいハイヒールと共に
あなたの豊かで美しい未来を 歩んで行きましょう。
そんな言葉を贈りたい。
年齢や、周りの評価
そんなものに振り回されず
美しく生きることは
こんなにも自由で
喜びに溢れている。
あなたも そう生きていい。
マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana
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