画面の向こうで、師匠が満面の美しい微笑みを浮かべて、
そう、言い放った。
先日のコンサルティングのひとこまである。
着るものがいかに体の意識に影響するか。
という講義だったのだが、
日本の男性とフランスの男性の違いについて面白い話を伺った。
日本の男性が家に帰るとすぐ、楽な格好に着替えるのに対して、
フランスの男性は仕事から帰ってきても、そのままの服装であるという。
家に帰るとすぐ着替えるのは、マレーシアの男性も同じだが。
要はその緊張感の有無が、生活感が出てしまうかどうかの分かれ目になるということ。
そこで、師匠に「nanaさん、部屋着はありますか?」と聞かれた。
「あります。」と答えてから、どんな部屋着か思い浮かべて、
『まずい…』と冷や汗が出た。
ここは南国、マレーシア。
年中夏の気温で、しかも我が家は寝室以外エアコンが無い。
自宅にいるときは動きやすいようにTシャツがメインで、
風通しが良い大きめの(というかガバガバの)Tシャツに
カットソーのパンツやショートパンツという格好だ。
緊張感のカケラもないではないか。
仮にも美を職業にしようというのに、
これでは全くもって、ダメダメである。
恥じ入りながら部屋着の話をすると、師匠は明るく笑い飛ばして、
冒頭の一言を言い放った。
という講義だったのだが、
日本の男性とフランスの男性の違いについて面白い話を伺った。
日本の男性が家に帰るとすぐ、楽な格好に着替えるのに対して、
フランスの男性は仕事から帰ってきても、そのままの服装であるという。
家に帰るとすぐ着替えるのは、マレーシアの男性も同じだが。
要はその緊張感の有無が、生活感が出てしまうかどうかの分かれ目になるということ。
そこで、師匠に「nanaさん、部屋着はありますか?」と聞かれた。
「あります。」と答えてから、どんな部屋着か思い浮かべて、
『まずい…』と冷や汗が出た。
ここは南国、マレーシア。
年中夏の気温で、しかも我が家は寝室以外エアコンが無い。
自宅にいるときは動きやすいようにTシャツがメインで、
風通しが良い大きめの(というかガバガバの)Tシャツに
カットソーのパンツやショートパンツという格好だ。
緊張感のカケラもないではないか。
仮にも美を職業にしようというのに、
これでは全くもって、ダメダメである。
恥じ入りながら部屋着の話をすると、師匠は明るく笑い飛ばして、
冒頭の一言を言い放った。
誤解の無いように言っておくが、師匠は決して、
○○しなければいけない、と強制はしない。
やることの提示はしてくれるが、
実行するかどうかはあくまでも本人次第なのだ。
しかし、師匠をはじめ、コンサルティングを受けている方々のブログを拝見すると、
皆様、徹底して美を追求していらっしゃる方々ばかりだ。
正直、時々、皆さま私と同じ人間なのだろうか?と思うほど、
美に対してストイックなのだ。
全くもって恥ずかしい話だが、
おそらく、コンサルティングを受けているクライアントの中で、
一番ガサツなのが私だ。
これだけは自信を持って言い切れる。
(師匠がこのくだりを読んだら苦笑するに違いない)
ガサツだからこそ、やらなければならない。
さっそく今日、ガバガバのTシャツは雑巾にリサイクルし、
これから自宅では、いつもレッスンの時に着ている、
ストレッチ素材のミニスカートを履くことにした。
上はせめて、ガバガバではない、もう少しコンパクトなカットソー。
するとどうだろう。
まず、今までいかに、何をするにも足が開いていたか思い知らされた。
パンツを履いていると気付かないのだが、
ミニスカートだと足が開いているとすぐ分かる。
ひどいときはガニ股で平気で過ごしていると気がついて、
気が遠くなりそうになった。
若いお嬢さんだったら、多少のお行儀の悪さも可愛らしく映るだろうが、
もうすぐ50歳になろうという中年女性のガニ股は、
オッサン化以外の何者でもない。
これからは断固として、家でもミニスカートで過ごそうと固く誓った。
無意識というのは恐ろしい。
知らない間に足を開いた仁王立ちやガニ股や、
その他ガサツな動きをしているのだ。
一番恐ろしいのは、無意識にその動きが体に染み付いていることだ。
染み付いた動きがふっと現れた時が、
その人の生活感がにじみ出てしまう瞬間なのだろう。
滲み出てしまった生活感や、だらしなさに気付かず、
服やメイクばかり気を使っても、全く片手落ちではないか。
そのアンバランスを想像すると、ぞっとする。
これだけ長い間、何も意識せず野放し状態だったのだから、
修正には時間がかかると思うが、
少しずつでも、やらなくてはいけない。
今日のブログは、私の情けない話ではあるが、
こんなガサツな私が、ここからいかに変われるかの記録(?)として
綴っておく。
これをお読みいただいている方には、
美しきAsami先生に師事しながら、こんな落ちこぼれがいるのかと
笑っていただき、
落ちこぼれの奮闘を温かく見守っていただければ幸いである。
マレーシア クアラルンプールより
nana
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