2018年2月3日土曜日

慌てず冷静に

マレーシアに住んでいると、「突然」色々なことが起きる。
突発的なアクシデントはどこにいても、誰にでも起こりうるが、
東京に住んでいたときは、これほど突然ではなかった気がする。


生活面で言えば、突然の断水や停電はよくあるし、
インターネットの回線が突然切れることもよくある。
スコールの後、突然道路の信号が壊れ、大渋滞になることはしょっちゅうだ。
突然、住んでいるマンションの敷地内に、猿が現れたり、
巨大なイタチ親子が出現したこともある。

クアラルンプールの名誉のために付け加えさせていただくと、
私の家は、高速道路を使えば、クアラルンプールの中心まで
約20分という普通の住宅街である。
断水や停電は20年前に比べればずっとましになったし、
信号が復旧する速度も改善した。

これだけ突発的なことが色々起きる環境では、
自然と、腹が据わってくる。
日本在住の友人に話すと、いつも絶句されるのだが、
少々のことではうろたえなくなってくるのだ。



生活面のことでは、めったに動じなくなった私でも、
非常に困ることがある。
それは、突発的な病気。

なぜか、マレーシアに移住してから、健康面でも突然症状が出ることが多い。
昨日もそうだった。
こちらでは「ガストリック」と呼ぶ胃痛。
多分、胃酸過多による胃痛なのだが、日本では経験したことはない。
急に胃がキリキリと痛み始めて、身体を真っすぐに出来ないほど痛む。
薬を飲めば、たいてい収まるのだが、昨日のそれはひどかった。

医者に行こうにも、身体を真っすぐにできないので、運転が出来ない。
家族に運転してもらって、近所のクリニックに行った。
いつもは薬を処方してもらうが、昨日は痛みが酷かったため、
注射をしてもらった。

これも日本にいたときは経験したことが無かったが、
こちらでは、注射をお尻に打つ。
腕に打つのとお尻に打つのと、どう違うのか。
どなたかご存知であれば、ぜひ教えていただきたい。



さて、クリニックから家に戻り、早く横になりたかった私は、
すぐに寝室に向かった。
我が家には猫が3匹いるのだが、最近寝室に入り込むことを覚えてしまい、
ドアを開けた隙をついて入ってしまう。
昨日も隙あらば、と待ち構えている猫を入れないように、
猫に気を取られて、焦ってドアを閉めた瞬間


右足の薬指に、思い切りドアが当たってしまった。


嫌な感触がして、恐る恐る右足を見ると、案の定
薬指の爪が、半分剥がれていた。

泣きっ面に蜂とはこのことだ。
さすがに昨夜は、ブログを綴る気にもなれず、寝てしまった。


タイムリーにも今週の課題は、動作を丁寧に、シングルタスクで過ごすこと。
それなのに焦ったせいで、爪をやられてしまい、
この週末はハイヒールの自主錬が出来ない。
せっかく前回のレッスンで、弱点である右足の修正方法が
少し見えてきたところだったのに。
全くもって不覚であった。


幸い、傷みはそれほどではないので、ハイヒールを履けなくはないだろうが、
右足をかばって、変な癖がついてはいけないし、
何より万が一出血して、ハイヒールの内側を血だらけにしたくない。
この土日は素足のレッスンに特化することとする。

突発的な事ほど慌てず、冷静に。
身をもって思い知った出来事だった。


マレーシア クアラルンプールより愛と感謝を込めて
Nana



          猫三姉妹の末っ子
            この子のおかげで爪が…





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