2018年2月21日水曜日

ところ変れば

先日、日本人とマレーシア人の同僚と話をしていた時のこと。

日本では20歳が成人という話をしたが、
マレーシアでは21歳で親から鍵をもらう習慣があるそうだ。
マレー系ではその話は聞かないので、多分中華系、インド系の
習慣だと思うが、鍵型あdのアクセサリーなどが送られることが多いが、
親がお金持ちだと、車を買ってもらって、その鍵を渡されることもあるそうだ。
日本には無い習慣である。


マレー系の習慣で私が驚いたのは、出産時の胎盤を持ち帰り、
家の近所に埋めること。

持ち帰った胎盤は良く洗い、
タマリンドと一緒に包んで、家の庭または近所に埋める。
そうすると子供はいつまでも家を忘れず、父母の元に帰って来ると
信じられている。

我が家の窓の下にも、3人分の胎盤が埋まっているはずだ。
はずだ、と言うのは、私自身は帝王切開後で動けず、
義母がやってくれたからだ。

娘を出産した時、日本から母に手伝いに来てもらったのだが、
「さっきママ(夫の母)に、レバーみたいの洗えって言われて
洗ったんだけど、あれは何?」と聞かれた。
胎盤、と教えると、目を白黒させて驚いていた。
そのかわり、マレーシアではへその緒は単に赤ちゃんの古い皮膚が
剥がれ落ちたものと見なしているので、
おへそが乾いて、へその緒が落ちたらそのままポイ、と捨ててしまう。


所変れば習慣も変る。
20年いても、まだまだ知らないことがたくさんある。


マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana



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