5センチヒールの靴が破壊されたばかりだが、
今度は私自身が、強制休養する羽目になった。
1月末のガストリック以来、胃の具合が思わしくない。
2日おきにクリニックに通っていたので、
一度病院で検査した方が良いという、ホームドクターの勧めに従って、
一昨日から検査入院をしている。
これを綴っている現在は、検査も終わり、異常なしとの結果を得た。
あとはドクターによる退院前の回診と、退院手続きなのだが、
ドクターが多忙なため、回診が何時になるか全く分からない。
しかも今日は金曜日で、イスラム教の礼拝の日。
マレー系のドクターは、金曜礼拝を済ませてから来るとの事。
もちろん、命に関わる緊急搬送や手術の場合は別だが、
私のように命に別状ない患者は、礼拝の後に回されるのが普通だ。(笑)
これがマレーシアなので、こちらもカリカリしないに限る。
もう今日1日分の入院費はチャージされているので、
のんびり待つのが一番なのである。
おかげで、こうしてのんびりBlogを綴る時間が出来た。
今回の検査は、胃と大腸の内視鏡検査。
検査そのものは、麻酔で眠っている間に行われたので、
何が起きていたかは全く分からない。
ただ、検査前にお腹を空っぽにするための液体を、
5リットル(!)飲まねばならいのには閉口した。
朝8時から、毎時間1リットルずつ飲むのだが、
飲めば出るのは自然の摂理なので、
最後の方は
「なるほど、人間の体というのは、本当に1本の管なのだな。」
と、妙に冷静な感慨が沸くほどだった。(笑)
人体というのは、全く神秘の塊である。
降って湧いたような入院だったが、入院してみて分かったことがいくつもある。
健康の大切さ。
家族、同僚など、自分がいかに、周りの人に支えられているか。
心配してくれた友人たち。
ドクターをはじめ、病院で働く人のおかげ。
本当に、感謝しかない。
そして、休養の大切さ。
つい色々と詰め込んで動きたい自分と、
なぜ、そうしてしまうのか、ということ。
奇しくも今回、娘の出産以来12年ぶりの入院であった。
12年前と同じ病院での、突然の強制休養は、
私がすでに持っているものと、
私の周りにある様々な愛について教えてくれた。
0 件のコメント:
コメントを投稿