それは、「逆立ち」。
始めた動機は、今年始めの胃腸の不調だった。
もしかして内臓の働きが悪くなっているのでは?と思い、
内臓を刺激するために、逆立ちを始めてみたのだ。
自力での倒立は無理なので、壁に向かってではあるが、
最初は10秒ほど、今は30秒ほど出来るようになった。
逆立ちをすると、両腕にかかる体重が、どれほど重いかよく分かる。
私たちの脚は、常に体重を支え続け、毎日過酷な労働に耐えているのだ。
そう思うと、体重をひたすら支えてくれる脚が、
どれほど大切かが良く分かる。
太いとか短いとか言っている場合ではないのだ。
かつての私を含め、多くの方が誤解しているのだが、
立つ、歩くという動作は、脚だけで行うのではない。
本当に身体を支えるのは、腹筋背筋を初めとする体幹の筋肉であり、
脚を前に運ぶのはヒップやハムストリングス、
そして膝、足指を総動員しなければならない。
なのに、多くの方は脚にどっしりと体重をかけて立ち、
歩く時も脚の筋肉だけを使い、ドスドスと踏ん張りながら歩いている。
これが、太腿の張りやししゃも脚の本当の原因なのだ。
要は、毎日脚に負荷をかけながら筋トレしているようなものだ。
これでは、使いすぎている部分の筋肉が発達してしまうのも仕方が無い。
歩くと前腿が痛くなる方は、ほぼ間違いなく前腿で踏ん張りながら歩いている。
かく言う私も、 以前はヒールの有る無しに関わらず
歩くと必ず前腿とふくらはぎの外側が痛かった。
今は、10センチのヒールを履いているが、前腿が痛くなる事は無い。
ふくらはぎの外側が痛むことはあるが、
そういう時は、必ず間違った歩き方をしているので、
間違った歩きの警報となっている。
正しくハイヒールで歩くと、腹筋を引き上げて体幹で支えるので、
脚に負担がかからない。
そして、後ろ足の腿の裏側を使うので、腿の前後の筋肉のバランスが取れてくるのだ。
まさかそんな、と思われるかもしれないが、
現在進行形で人体実験中の私が、最も身体で感じている。
本当に、脚への負担が減ったと思う。
ただし、ハイヒールで正しく歩いた場合のみ、である。
脚の悩みをお持ちの方こそ、ハイヒールに挑戦してみていただきたいと思う。
マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana
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