2018年7月3日火曜日

タックスホリデー

マレーシアでは、5月の総選挙で政権が変わり、野党が政権を取った。
92歳のマハティール首相が率いる新政権が真っ先に実行したのは
選挙の公約で、挙げていた消費税の撤廃であった。

マレーシアでは2015年4月1日より6%の物品、サービス税(GST)が導入されていた。
それが今年の6月1日付けで、公約どおり完全撤廃となったのである。
ちょうどラマダン明けの大祭前で、個人消費が1年で最も高まる時期だったため
クアラルンプールのショッピングモールなどは
買い物客で溢れんばかりの人、人であった。


ところで、マレーシアの物価はどのくらいなのか、そもそも通貨は何なのか
疑問に思われる方がいらっしゃるかもしれない。

マレーシアの通貨はリンギット(Ringgit)で、通常RMと表記される。
今のレートで1リンギットが約27.5円ほどだろうか。
1リンギットで何が買えるかというと、コンビニで250ml入りの飲料水が
安いもので大体1ー1.2リンギット程度である。
コーラなどの清涼飲料水は、250mlのペットボトルで2.2リンギット(約60円)ほど。

マレーシアは、どこで、どんなものを買うかにより
物の値段が全然違ってくる。
安いのはローカル向けの地元スーパーやマーケットで
特に生鮮食料品やローカルの果物は、ローカルマーケットが安い。
例えば、鶏肉は1キロ9リンギット(約250円)
マンゴー1キロ5リンギット(約135円)程度。

マレーシアでは、生活必需品やガソリンは、政府の援助が入っているので
かなり安く押さえられているが、輸入品、アルコール、タバコはとても高い。
アルコールがお好きな方には、かなり厳しいのではないだろうか。



新政府は9月からSST(サービス税)の導入を打ち出しており、
ホテルの宿泊やレストランなどのサービスについて課税される予定だ。

ただし、新税制導入前の6月1日から8月31日までは
タックスホリデーと呼ばれる消費税もサービス税もかからない期間になっている。
マレーシア旅行を計画されている方は、この期間中にマレーシアを訪れれば
買い物、宿泊とも税金がかからない。

ちなみに、夏に日本からクアラルンプールに遊びに来た友人が
口を揃えて言うのは、「マレーシアのほうが日本より涼しい。」
最近では、日本の夏のほうが、熱帯のマレーシアより暑いようだ。


タックスホリデーで大変お得な期間であるので
マレーシアに旅行を考えられている方は、8月31日までにいらっしゃる事をお勧めする。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana










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