2018年8月18日土曜日

クライアントから教えられること

もう自分ひとりの身体では無いのですよ。



ドラマなどを見ていると、妊婦さんに向かって
よく話しかけられる台詞だが
つい最近、この言葉をかけられた。

と言っても、私が4人目を妊娠したわけではなく(笑)
私にこの言葉を言ったのは師匠なのだが。

コンサルティングのひとコマで
クライアントはコーチの動作を忠実に真似るので
コーチは自分の身体、自分の動きに大きな責任がある。
そんなお話だった。

クライアントを持つようになって
その言葉が深く納得できた。



クライアントとのレッスンでは
毎回、彼女らのハイヒールにかける熱意
真剣な想いと努力に胸を打たれる。

そしてその度に、私はレッスン中に一瞬たりとも
気を抜いてはならないと厳しく自分を戒めるのである。



コンサルティングが始まった当初
やりたいと熱望していたこととは言え
自分の自信の無さと不安から、よく師匠に
「本当に大丈夫でしょうか。」と聞いたものだ。

今となっては、何と愚問だったことか。

大丈夫ではないと言われたら、どうするつもりだったのか。
スゴスゴと諦めるつもりだったのか。

大丈夫でなかったら、
何度でも繰り返し練習して、大丈夫にするしかないのだ。
目標を定めたら、そこに向かって
決して諦めず、一歩一歩進むしかない。



目の前の女性に全身全霊で向き合う。
それが、未熟な私に、貴重な時間とお金を投資してくださる
クライアントの方へ、私が出来る唯一の事なのだ。

クライアントの真剣な想いに触れるたび
もっともっと精進しようと、決意を新たにするのである。




マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana






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