それは、「開き直りが早い」こと。
「なるようになる」
この言葉で自分に発破をかけ
一体何十回、俎板の上の鯉になったことか。
「自分を低く見積もる癖」という弱点を持っていた私は
どうせ自分は何も上手く出来ない。という思い込みがあり
何をするにもそこそこ。
成功もしなければ、失敗もそれほど無い、という人生を送っていた。
ただ、どうにも生き辛い感覚があったのは確かなのだが、
それすらも見ないように、子育てを言い訳にして
自分を誤魔化しながら生きていたのだ。
最近になってしみじみと思い返すのだが
逃げてはいけないことから逃げると
否応なしに、宇宙から「それはダメ」と警告が入る。
その警告を無視していると、こうしないと分からないのね、と
宇宙がドカン!とドラム缶を降らせてくるのだ。
誤魔化しているものが大きいほど、ドラム缶も大きく
倒れたところを更に巨大ローラーで轢かれ
やっと立ち上がりかけると、次のドラム缶が降ってくる。
そんな状況では、自分に自信が有ろうが無かろうが
とにかく、がむしゃらに成らざるを得ない。
「どうせ私には」などと、戯けたことを言っている場合ではないのだから。
そのうちに、いつの間にか
開き直りがとても早くなっていた。
切り替えが早くなったとも言えるかもしれない。
もちろん、失敗も沢山するのだが
開き直り力が付いてくると
失敗してもいつまでもグジグジと落ち込むことは無く、
反省すべきことは反省し、さっさと次に行けるのだ。
人生はトライ&エラーの繰り返し。
むしろ、エラーの中に多くの宝が眠っている。
随分とあちこちぶつかりながら生きてきた私は
エラーの多さも半端ではないが
このエラーこそが、私を鍛えてくれた宝物だと思っている。
格好悪いかもしれない
要領が悪いかもしれない
それでも私は、トライ&エラーを繰り返し
愚直に生きていきたい。
マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana
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