「自分の弱点を知る」
私の弱点は、「自分を低く見積もりすぎること」だ。
必要以上に自分を低く見積もり
「私などには無理。出来ない。」と
及び腰になってしまうことがある。
これを発表した時、何故か師匠から笑いが出たのだが。
でも実際のところ、長年ずっと
自分など大した人間ではないと思っていた。
それは長年の思考の癖なのだが
本当に、自分には取り得が無く、どうせ何をやっても
上手くできないと思っていたのだった。
この思考の癖があるが故に、行動するのが面倒になり
何もしない→結果が出ない→やっぱり何も出来ないと落ち込む
という、マイナスの連鎖の中にいた。
「それをどうやって克服したのですか?」
セミナーで質問されたが、答えは
「小さく行動し続ける。小さな成功体験を積み重ねること。」
これに尽きる。
最初は本当に小さいことから。
例えば、誰かのためにドアを押さえてあげる。
会社の洗面台が濡れていたら拭く。
そんなことから始めて、「これが出来た。」としっかり
認識することが大切だ。
私は本当にメンタルが落ち込んでいた時
「今日の良い事三つ」を、寝る前にノートに書き込んでいた。
その日、自分がやろうと決めたことで、出来たこと。
嬉しかったこと、感謝することなど
どんな些細なことでも良いから、3つをノートに書いてから寝る。
そのメモを1年続け、1年後 私のノートには
実に1095個の「良い事、出来たこと、感謝したこと。」が溜まっていた。
自分で決めたことをやり遂げた。
それが自分の自信になってゆき、「私は出来る。」へと
繋がっていったのだと思う。
何かを変えたいと思うとき
人は魔法の力が働いて、がらっと変わることを期待する。
しかし実際は、何かを変えるには
小さく行動するしかないのだ。
車を走らせている時、急に大きくカーブを切ると
コントロール不能になり、大事故になるように
人生においても、急に何かを大きく変えようとすると
必ず無理が出る。
スモールステップでも良い。
ただし行動し続けることが肝心だ。
小さな成功体験の積み重ね。
それがやがて、付け焼刃ではなく
揺ぎ無い自己肯定感に繋がってゆくのだから。
マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana
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