2018年4月4日水曜日

外反母趾はハイヒールだからこそ緩和できる

外反母趾でもハイヒールを履いて大丈夫だろうか。


外反母趾にお悩みの方が、必ず持たれている疑問だろう。
私自身がこの疑問を持っていたから、お気持ちはよく分かる。

私の足は、子供の頃からの偏平足で、
横アーチが崩れて、幅が広がっている「開帳足」。
右足の親指の付け根には、「バニオン」という出っ張りが出来ている。



少し前まで、私も「外反母趾の原因は先の尖った靴やハイヒール」という通説を
固く信じていた。
ヒールは5センチが限度で、ワイズが広く、爪先が丸いものを選んでいた。
よく、「外反母趾用シューズ」として売られている、先の丸っこい靴である。
正直あの形は好きではなかったが、
外反母趾だから、ああいう靴しか履けないと思っていたのだ。


ハイヒールの哲学に出会い、外反母趾でもハイヒールが履けるかも、と
恐る恐る未知の8センチに挑戦してみた。

今、会社では毎日8センチのヒールを履き、
家では10センチのポインテッドトゥのハイヒールを履いているが、
外反母趾は悪化していない。
ハイヒールレッスンを始めた当時、こわごわ履いていた8センチヒールは、
今や楽に履けるようになり、外反母趾部分に痛みを感じることは無い。



巷では、ハイヒールを履くと爪先に体重がかかるため、
外反母趾の原因になると言われているが、
これは100%正しいとは言えない、と
声を大にして断言する。


「ハイヒール=外反母趾の原因」 ではなく、
正しくない無知な状態でハイヒールを履く=外反母趾の原因」 なのだ。


外反母趾の本当の原因は、足裏の筋肉の弱さと歩き方にある。

足首と足指が使えていないベタ歩き
幅の広すぎる靴を履くことによる「浮き指」


これらにより、足裏と足指の筋肉が衰えて靱帯が緩み、
足指があるべき所に収まらず、曲がってしまうのだ。

どのくらい自分の足裏と足指が弱っているかは、
足指でグー、チョキ、パーをしてみれば分かる。
足指が思うように動かせない方は、相当筋肉が弱っている。
グーをした時に、足指の付け根にある関節が、しっかりと浮き出るくらい
握りこめない方は、足裏と指の筋肉が固くなっている証拠だ。


ハイヒールの哲学のメソッドでは、まずストレッチで足首、足裏の筋肉をほぐす。
そして腹筋を引き上げ、体幹で体重を支えるので、
爪先だけに体重がかかり過ぎる事は無い。
更に一歩一歩、しっかりと足首を返し、母趾球に体重を乗せて歩くことで、
足裏の筋肉も使っている。


その結果、外反母趾が緩和されてくるのだ。
ハイヒールなら何でも、外反母趾が緩和されるのではなく、
重要なのは「正しいメソッドでハイヒールを履く」からこそ、
外反母趾が緩和されると言う事である。



憧れてはいたけれど、自分には無理だと思っていたハイヒール。
今、私はポインテッドトゥのピンヒールと共に生きている。
かつての私のように、外反母趾用シューズは確かに楽だけれど、
美しさという点で納得できない方。
ハイヒールに憧れているけど、外反母趾で諦めている方は、
一度ハイヒールの哲学の世界へ、飛び込んでみて欲しい。

諦めるのはいつでも出来る。
諦める前に、挑戦してみるか。
挑戦というリスクを回避して、諦めの中に沈み込むか。


新しい世界への扉は、常に自分が開くものである。




マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana







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