2018年5月22日火曜日

Salam Ramadhan!

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5月17日から、マレーシアではラマダンが始まった。
マレーシアだけでなく、世界中のムスリムが一斉に日中の飲食を絶つ1ヶ月である。

日本の方には、ラマダンがあまりお馴染みではないと思うので
今日はマレーシアのラマダンについてご紹介しようと思う。

ラマダン(断食月)はムスリムにとって、とても大切な月である。
礼拝、巡礼など、ムスリムが必ずしなければならない宗教上の義務が五つあり
その中の一つが断食である。


ラマダンは単に、「日中飲食禁止」だけの月ではない。
本来の意味は、「欲望を節制し、持てるものに神に感謝し、分かち合う善行を積む」
聖なる月なのだ。

日の出から日没まで、食べ物だけではなく、水も一切飲んではいけない。
日中の性行為も禁止。

日没と同時に、断食は解除となる。
マレーシアでは午後7時30分前後が断食解除の時間。
この時間までに夕食を用意し、各自目の前に食べ物をセットし
テレビやラジオで断食解除のアザーン(礼拝の呼びかけ)が流れるのをじっと待つ。
まさに「おあずけ」状態で、断食解除までの数分が異常に長く感じられる。


食べられないのは辛くないですか?とよく聞かれるのだが、
辛いのは最初の1週間だけで、あとは胃が小さくなってしまうので
それほど空腹は辛くない。
むしろ飲めないほうが辛いのと、食べ物が身体に入らないと
エネルギーになるものが無いので、エアコンが異常に寒く感じるのが辛い。
つくづく、食べ物は身体を動かす大事な燃料なのだと感じた。


ムスリムは大体学校に上がるくらいの年齢から
少しずつ断食に慣れさせてゆき、小学校高学年になると
ほとんどの子がラマダンの断食をコンプリートしている。


ムスリムにとって断食は大切な行の一つだが
例外もあり、妊婦、産婦、けが人、病人、幼い子供、老人などは
断食をしなくても良いことになっている。
また、戦闘中の者、旅行中の者も断食をしなくても良い。


ラマダン中は朝早く起きて朝食を取り、日没と共に夕食となる。
朝食は5時半ごろまでに食べなくてはいけないので
私も朝4時起きで朝食の準備をしている。

寝てしまうと、もう起きられないので、朝食後そのまま起きていて
ストレッチとエクササイズの時間に当てている。
その代わり夜が眠くてたまらず、今まで夜ブログを綴っていたのだが
耐え切れず眠ってしまうこともしばしばだ。


ブログの投稿が途切れがちになったら
ああ、力尽きて寝てるなと思っていただきたい。(笑)


ラマダンは始まったばかり。
また少しずつ色々とご紹介していけたらと思う。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana





                                         Ketupat(ケトゥパット)
          マレーシアの粽(ちまき)のようなもの
          ラマダン後のお祭りの時に食べる

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