2018年11月8日木曜日

与えられすぎは危険

半月近くもBlog更新が滞ってしまったが
先日、無事一時帰国から マレーシアへ戻ってきた


今回は、マレーシアに戻って直ぐ
仕事や子供のことで色々あり
以前のリズムに戻るのに、いつもより時間がかかってしまった。
書きたいことは色々あるので
これから徐々に書いていこうと思う。



さて、一時帰国であるが
すっかり日本人感覚が抜けてしまっているからか
たまに日本に滞在すると、日本人でありながら
「不思議の国ニッポン」を体感することになる。


例えば、毎回感じるのが
電車や駅での、アナウンスの多さ。
空港から最寄り駅までの間 
ずうっと何かしらのアナウンスがされている。
それに電車の発着の音楽が合わさって
とても賑やかだ。

一体何を言っているのか
しばらく耳を傾けてみると
行き先や乗換えの案内に加えて
事故防止のためのご協力願い
席を譲り合いましょう
込み合っている時は荷物と身体を引いてください
などなど。

親切と言えば親切なのかもしれないが
本当にあんなにずっと、アナウンスし続ける必要があるのかと
思うくらい、ずっと喋っている。



人と話をしていて、絶え間の無いお喋りにつきあっていると
次第に適当に聞き流すようになるが
あれと同じで、一体どのくらいの人が
ちゃんと耳を傾けているだろうか。

あまりにもアナウンスがありすぎると
ただ聞き流すだけになってしまうのではないか。
余計なお世話ではあるが、そんなことを思った



一時帰国を終えてマレーシアに戻った時
到着サテライトとターミナルを繋ぐエアロトレインに乗る際
危うくドアに挟まれそうになった。笑


せめて発車のブザーくらい鳴らしても良さそうなものだが
いきなりドアが閉まって
見事に何もなかったように思う。
のんびり乗り込もうとしていた私は
危ういところで車内に滑り込んだ。


エアロトレインの車内で
あー、マレーシアだなあと思い
日本の鉄道とのあまりの差に、可笑しくなった。

だがもしかしたら、わずか2週間あまりの間に
日本式の「何でもアナウンス」に
私の脳が侵されてしまったのかもしれない。

ふと、そう感じてゾクっとした。
一方的に与えられっぱなしの状態は
確実に思考力や、勘ばたらきを奪う。

少し足りないくらいのほうが
足りないものを埋めようとして
自らの脳を使うものだ。



何でも腹八分目
少し余白があるほうが良い。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana



























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