2018年11月23日金曜日

勇気を出して 自分の人生を生きると決める

昨日は娘の卒業式だった。
ついこの前、小学校に入学したばかりだったのに
時の経つ速さには驚くばかりである。

娘が生まれてからの12年。
この12年間はまさに、怒涛の日々だった。
娘の小学校卒業とともに、私も人生のひとつの区切りを終えた。
そんな気がする。


昨日、ふと思い立って ある方に電話をしてみた。
その方は私の父と同い年で
80歳を越えてなお、現役でご活躍なさっているカウンセラーの方である。


先日公開した7年前の写真



7年前の写真に写る私は、どことなく疲れた顔をしている。
だが本当の試練は、この写真を撮った数ヵ月後に始まった。
仕事の悩み、子育ての悩み、人間関係。そしてパワハラ。
様々な悩みと問題が、一気に押し寄せてきて
私は完全に、悩みに乗っ取られて萎縮し
生きるのが辛かった時期だった。
実際、もう生きていたくないと思っていた時期だったのだ。

約1年続いた、人生最悪の時期。
その終りに、この方のブログにたどり着き、
縋り付くように国際電話をかけて、お話をさせていただいた。



ご高齢のカウンセラーは、私の話を優しく聞いてくださり
そして、穏やかな声で ご自身の経験を話してくださった。

幼少の頃、お父様が沖縄戦で自決なさったこと。
戦中、戦後、お母様がご苦労されたこと。
ご結婚後、必死で良き妻、良き母、良き嫁であろうと頑張りすぎ
お姑様の介護で疲れ果て、命を手放そうとなさったこと。

「その時、ああ、私の命は、誰かのために死ぬために
生まれてきたんじゃない。って思ったの。」


だからあなたも勇気を出して、自分の人生を生きると決めるのよ。


今日のタイトルは、その時 その方から戴いた言葉。
生涯、決して忘れないであろう、大切な言葉だ。



自分の人生を生きると決める。
そう決めた二日後、奇跡が起きた。

それはキラキラした奇跡ではなく
火山が爆発したかの如くの怒りと、痛みと
左目が晴れ上がる怪我を伴うものであったが。

間違いなく、この言葉のおかげで
人生の線路が ガチャンと音を立てて切り替わった。



あれから様々な出会いがあり
ハイヒールの哲学と出会い
私はハイヒールコーチになった。

懐かしいカウンセラーの方に、ハイヒールコーチになったことを報告すると
わが事のように喜んでくださった。
おめでとう、素晴らしいわ。かっこいいねえ、良かった良かった。

そして数年前と同じように
未来への道しるべになるような
心の篭ったエールを、たくさん、たくさん贈ってくださった。


Nanaちゃまが、ハイヒールのお仕事をしっかりされることが
大勢の女性を美しくするの。
50代はね、人生で一番 エネルギーが美しいんです。
そのエネルギーを余すところ無くお使いになって
次は 美しい60代のお姿を見せておあげなさい。

それを過ぎると、70、80代は本当にいい年代ですよ。
だから、良い70、80代を目指して
誇りを持って、しっかりご活躍なさいませね。


人生の大先輩からいただいた
宝物のようなお言葉を胸に刻んで
私も生涯現役で、人のお役に立ちたいと思った。



光も闇も両方を経験してやっと、
私は自分の人生を愛せるようになった。
誰のものでもない、自分の人生だから。
大切に、誇りを持って生きてゆく。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana


















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