2018年2月27日火曜日

美しいヒップラインのために


先週、これでもかと思うくらい叩き直してもらった私の身体。
あれだけやったのだから、今週は大丈夫だろうと思っていたのだが、
甘かった。
月曜のレッスンでは、またもや脚につられて上半身が左右に回り、骨盤がぶれ、腹筋が落ちて背中が反るというフルパッケージを披露してしまった。


師匠が、あの手この手の技を駆使して、あちこち叩き直してくれたのだが、

骨盤のブレが止まらず、最後の最後で、師匠の大ナタが振るわれた。


ハイヒールを履いて、前脚を作る時に後脚の踵を瞬時にクイッと内側へ向け、

ピタっと静止して着地する。




これは冗談でなく、大ナタ級のきつさだった。
(師匠に「私はナタなど振るいません。」と言われてしまいそうだが)

本当にきつかった。


なのに師匠は、この動きを説明しながら流れるようにやってのけ、
ピタリと静止し、エレガントな歩きに繋げてゆくのだ

母趾球一点立ちといい、この美しい人の筋肉は一体どうなっているのだろうと思う。





踵を内側に入れる動きで、どの部分が最もきつく感じるかと言うと、

「お尻の下と内腿」である。

ガードルを履くときに、お尻のお肉を手でグイっと持ち上げて、

ガードルの中に収めると思うが、お尻の下に手を当てた時に、
ちょうど中指が当たる位置。そしてそこに続く内腿。
ここにピンポイントで効くのだ。

今、思わず、ご自分のお尻に手を当ててみた方もいらっしゃるのではないだろうか。

手を当てると分かるのだが、この部分は、
お尻の筋肉が弱って垂れてくると、垂れた分が溜まりやすい部分である。
ということは、ここの筋肉を使わないでいると、
どんどんお尻が垂れて、内腿とダブルでタルタルになってしまうということだ。
何と恐ろしい。


ハイヒールレッスンをしていると、普段意識していない筋肉の動きを
体感する瞬間が山ほどある。
フラットシューズでは絶対体感出来ない筋肉を、感じることが出来る。
このお尻と内腿の筋肉も然りで、普段、いかに使っていないかということだ。


ヒップアップのためにガードルを着用する方は多いと思うが、
ガードルは脱いだら、脱いだ瞬間からダラリとなってしまう。

ガードルが悪いとは言わないが、
まずは自前のガードルである筋肉をしっかりと鍛えてから、
下着で整えるのが正しい順番ではないかと思う。


ヒップの丸みは女性の体の美しいパーツ。
ハイヒールでしっかりと鍛えて、タイトスカートが決まる美しいヒップを
手に入れてはどうだろうか。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana











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