2018年9月30日日曜日

美しき星 カトリーヌさん

9月最後の日。

Petite ÉtoileのカトリーヌさんとExchangeをさせていただいた。

カトリーヌさんとは同い年であり、以前メッセージをいただいたこともあって
Exchangeがとても楽しみであった。

Skype画面が開くと、そこに広がる美しい空間。
そして美しい微笑みを湛えた女性。
カトリーヌさんだった。

はじめまして、の一言を交わした瞬間から
こちらにスッと近づいてくださるような
まるで、両手を広げてハグをしてくださったような感覚。


そんな、温かくFriendlyで華やかなエネルギーのカトリーヌさんが
コーチになると、きりりと引き締まったオーラを発して
レッスンに挑まれる。
私の良い点も悪い点も両方指摘してくださり
特に頭が前に出やすい癖を修正するために
しっかりと意識を入れてくださった。
事前に師匠より「攻めの姿勢で」と指令があったとおり
レッスンは中々にハードであり、終盤では思わずふらついてしまったほどだ。



レッスン終了後は色々とお話をさせていただき
とても楽しく刺激的なひと時を過ごさせていただいた。
年齢を重ね、ひときわ美しく華やかな女性。
彼女のBlogをお読みになれば分かるが、光も闇も
人生経験を重ねた女性だからこそ醸し出せる
深みのある美しさ。
同年代として、お手本にさせていただきたいと思った。

一昔前は、50代の女性と言うと、もう女として終りという扱いだった。
今でもまだ、その偏見は根強く残っているが
カトリーヌさんはそんなものを軽く越えて輝く、美しき星なのだ。
彼女のような大人の女性が、もっと増えて欲しい。
心からそう感じた。


9月の締めくくりに素晴らしいひと時を与えてくださった
カトリーヌさんへ


クアラルンプールより 心からの愛と感謝を込めて
Nana










子育て終了のゴング

次男の通う高校で、co-curriculumのイベントがあり
久しぶりに学校を訪問した。

co-cueeiculumとは、日本ではあまりお馴染みがないかもしれないが
強いて言えば必須のクラブ活動とでも言えば良いだろうか。
次男の学校は男子校なので
男子高校生の若さに少々圧倒されながら
若いっていいな、と羨ましく思った。

いつも見ているわが子とは言え、家の顔と学校での顔はやはり違う。
そっと笑いを堪えながら、無事大きくなってくれたねと
次男に対して、感謝の気持ちが湧き上がってきた。


彼は今年高校3年生。
来年大学に進学すれば、次男も兄同様に寮生活をするかもしれない。
そうすれば、家に残るのは娘だけになる。
その娘も、来年は中学生。
進学する中学校によっては、寮生活の可能性もあり
突如として、「子育て終了」がリアリティを帯びてきた。



子供が小さい頃は、一体いつ子育てが終わるのだろうと
思ったこともあった。
フルタイムで働き出してからは、3人の子供と仕事に追われて
数年前に自分が何をしていたか、覚えていないほど
毎日が忙しかった気がする。

あの頃、子育てとは永遠に続くようにも思えたが
高校へ進学した頃から先は、あっという間に時間がたち
気が付けば「子育て終了」のゴールが見えてきた。




子供たちを全身全霊で愛し、育てる。
素晴らしいことであるが、
子育て「だけ」が自分の一番の生きがいになっては
子供が巣立った後に抜け殻になってしまう。
いわゆる、Empty nest syndorom(空の巣症候群)である。


子供はいつか巣立ち、親は子供より早くこの世を去る。
例外はあるとは言え、これが自然の摂理なのだから
たとえ子供が小さくても、母親は自分のやりたいことを貫いて欲しいと思う。
子供が小さくて、しかも何人もいる場合は
自分の時間など無いかもしれない。
それでも、10分でも20分でも
時間を自分のために取っていただきたい。

子育てが終わったらやろうと思っていることがあるなら、
子育てが終わってから、ではなく
今からその時に向けて、少しずつ行動していくことが大切だと思う。


幸いなことに、私は子供たちが巣立っていくこのタイミングで
ハイヒールコーチになることが出来た。
そのおかげで、子供たちが全員巣立った後の人生が
楽しみで仕方が無い。

これからの私の人生は、美しくなりたい全ての女性のお役に立つこと。
そこに残りの人生と命と情熱を注いでいきたい。
年齢に関係なく。国籍や職業、全て関係なしに
ただ1点、「美しく歩きたい」と思う方のお役に立ちたい。
ハイヒールの哲学に出会わなかったら
こんな事は思いもしなかっただろうし、それこそ
Empty nestに陥っていたかもしれない。

これもまた、ハイヒールのマジックのひとつである。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana





















2018年9月27日木曜日

ヒップについて

購読しているヨガのメルマガから
「3Days美尻プログラム」なるものが配信されてきた。

面白いと思ったら試さずにはいられない性格なので
早速チャレンジしている。
15分間のプログラムだが、集中すると結構きつい。
毎日ハイヒールでヒップを使っているが
ヨガと筋トレからアプローチしたプログラムは
また違った角度からヒップに刺激を与えてくれている。


筋肉痛になるかと思ったが、意外と大丈夫で
ハイヒールの初回レッスンの時のほうが
よほどキツイ筋肉痛だった。
あの頃から比べると、私のヒップはハイヒールのおかげで
だいぶ鍛えられたようだ。

以前は筋肉痛に良くないイメージがあり
筋肉痛が出るとビクビクしていたが
ハイヒールレッスンで、すっかり筋肉痛とお馴染みになり
今では、筋肉痛が出ると「ここの筋肉が鍛えられているのね。」と
ニンマリしてしまうほどである。



さて、悲しいかな年齢を重ねるごとに
最も下垂が現れやすい箇所のひとつがヒップである。
もう年だから仕方が無いと、重力のなすがままになっていないだろうか。
身体は正直で、放置すればしただけ
どんどん重力に負けてしまう。
そこに加齢による皮下脂肪が加われば、その重みもあって
ダルダルに下がったヒップの一丁上がりとなる。

身体は放置すればマイナスの方向(老化、劣化)に進むのみだが
意識してケアをし、動かしてあげれば、必ずプラスの方向に変わるのだ。
本当に身体は、いじらしいほど正直なのだから。


年齢が現れやすいヒップや後ろ姿だからこそ
意識して鍛えてあげることが必要だ。
ハイヒールは最も身近で、しかも美しいトレーニングギアである。
正しくハイヒールで歩くには、どのくらいヒップを使うのか
肩甲骨を寄せ、背筋をキープする力が必要なのか。
やってみると、こんなに全身の筋肉を使うのかと
驚かれること必至である。

ヒップと太腿の筋肉は、身体の中でも大きい筋肉なので
ここが適切に動かせるようになると、代謝が上がり
冷え性の改善、ダイエット効果など
様々な恩恵がある。

毎日、何百歩、何千歩と歩きながら
身体も、心も鍛えられ、しかも見た目に美しいハイヒール。
大人の女性こそ日常に履いていただきたい。

年齢を言い訳にしないこと。
若い女性と張り合うのではなく、今の自分の年齢のベストを尽くす。
それが、年齢を超えた美しさを醸し出す第一歩ではないだろうか。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana



2018年9月26日水曜日

おたんじょうびおめでとう

昨日、9月25日は母の81歳の誕生だった。


マレーシアと日本、離れて暮らしているので
なかなか会うことはままならず
しかも両親ともインターネットに疎いので
連絡はもっぱら、私からの電話である。


母は、この2年ほどで認知症が進み
今はデイサービスとショートステイを利用し
自宅にいるのは夜と週末の二日ほどである。

久しぶりに声を聞いたが、私だと分かっているのかいないのか
どことなく噛み合わない会話を交わしながら
声が聞けるだけでも有り難く、幸せだと思った。



母は若い頃 とてもお洒落だった。
と言っても彼女は、昔話をするのはあまり好きではなかったのか
若い頃の話を聞いたことがあまり無いので
我が母ながら、彼女の若かりし頃の事は謎に包まれている。

アルバムの中の20代の母は
オードリー・ヘップバーン風のヘアスタイルに
お洒落なワンピースやスーツを着て
足元はヒールのある靴だった。

結婚してからは、自営業と子育てで忙しかったのだろう
ヒールのある靴を履いている母を見た記憶は
ほんの僅かしかない。



私に この世には美しいものがあると教えてくれたのは
間違いなく母だった。
美術展に一緒に連れていってくれたり、
母が好きだったジャズやタンゴについて教えてくれたり。

私が小学生の頃は、忙しい合間を縫って
服やセーターを手作りしてくれた。
世界にひとつの母の手作りの服は
着ていると必ず人から褒められ
オリジナリティの大切さを、幼い私に教えてくれた。



もしかしたら母は、もっとお洒落がしたかったのかもしれない。
もっと自分の好きな所に出かけたり
美しいものを見たり、自分の好きなものを思い切り食べたり
そんなことがしたかったのではと思う。

だが、母の年代の女性は、自分より家族、子供を
優先すべきという価値観で育った。
その価値観を頑なに握りしめて、何十年も自己犠牲をしてきたのだ。


もっと思いっきり、好きなことをして良かったんだよ。
今日は私 お休みするから!って宣言して
自分の好きなことを楽しんで良かったのよ。

そう言ってあげたくても、もう母には通じない。



人生は長いようで短く
短いようで意外と長い

子供が大きくなったら、大学を卒業したら
夫が退職したら
そう思いながら、やりたいことを先延ばしにしているうちに
いつ、人生の幕が引かれてしまうか、誰にも分からない。
あるいは、やっと自分の人生を生きられると思ったら
病気になったり、私の母のように認知症になったりして
思うように動けなくなってしまったり。

だから、やりたいことを先延ばしにしてはならない。
好きなことを、押し殺してはならない。

自分が心から求めるもの、幸せだと感じるものは
たとえ周りがどう言おうと、それが家族であっても
貫き通して欲しい。
もちろんそこには、きちんとコミュニケーションを取って
これは私にとって譲れないものです、と伝えることが大事であるが。

そして女性はやはり、美しいものを忘れてはならないのだ。
女性は、美しいものが似合うように
美しいものを感じ、愛でるように神様に作られた。
美しいものは、女性を豊かにし、笑顔にし、より美しくする。
そして、その美しさで周りを幸せにするのが、全ての女性の使命なのだから。



今はもう、かつて好きだった美しいものすら
すっかり忘れてしまっている母
昔の、お洒落で美人だった母の面影はもう無いけれど
それでも貴女は私にとって、世界でいちばん美しく大切な母なのです。

おかあさん おたんじょうびおめでとう。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana











2018年9月24日月曜日

中秋節

今日は中秋節。

ダンスの練習に行く途中で、大きな中秋の名月を見ることが出来た。
行きに見かけた中秋の名月は、まだ登って間もない時で
月餅そっくりの色をしていたが(笑)
帰りには煌々と明るく輝いていた。


ダンススタジオに仲間が月餅を持ってきてくれたので
皆で分けて食べ、写真を撮りあって遊んだ。
ワイワイやりながら写真をとったり月餅を食べたり
楽しいひとときだった。



最近の月餅はバリエーション豊かで
伝統の小豆餡、蓮の実案などの他に
最近では「クール月餅」が人気だ。

クール月餅は、外側の皮の部分がアイスクリームや
寒天になっていて、従来の月餅より軽く
つるんと食べられるところが受けているらしい。

ちなみにこちらの月餅は、日本の1.5~2倍くらいの大きさがあるので
食べる時は家族で切り分けて食べるのが普通である。
私は月餅が好きなので、ひとりでペロリと食べてしまうこともある。


家に帰るとコンドミニアムのプールサイドで
子供たちがランタンで遊んでいた。
ランタン(中国式のちょうちん)は昔、子供たちが小さかった時に
買ってあげたことがある。
子供たちがランタンを持って、嬉しそうに中華系の子供たちと共に
遊んでいたことを思い出す。


我が家はマレー系なので、本来中秋節とは関係ないのであるが、
他の民族の行事でも、何となく一緒に祝ってしまう
緩さ、寛容さがマレーシアの良いところだと思う。


マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana







2018年9月23日日曜日

一歩引いてみる

気が付けば4日間もBlogを更新していなかった。


インターネットの速度があまりに遅く、レッスンに支障をきたすので
9月に入ってから、新しいパッケージを契約した。
ネットの速度が上がり、快適!と思っていた矢先
なぜか私のパソコンだけがネットに繋がりにくくなる事態が発生。
色々設定をチェックしてみたが分からず
結局はPCショップに持ち込んで、外付けのUSB Wifiを購入して
何とか接続できるようになった。



ほっとしたのもつかの間、先週の水曜日に車の調子がおかしくなり
即修理行き。
車検の無いマレーシアでは、車のメンテナンスは基本、自己責任である。
そのためメンテナンスをしない人も多く
路肩でエンストしている車を良く見かける。
エンストはまだ良いほうで、路肩で炎上(!)している車も
二度ほど見かけた。
エンストも炎上も、絶対に御免こうむりたいので
少しでも車の調子がおかしいと思ったら、すぐ修理屋に出すことにしている。

おかげで数日は電車通勤を余儀なくされたのだが
これが、私にとっては予想以上にダメージが大きかったらしい。



最近は車移動ばかりなので、電車に乗ることが滅多にないのだが
色々な人がひしめき合う電車での移動は、体力よりも
エネルギーを消耗したらしい。
帰宅し、夕食を済ませて、少しだけ横になって身体を休めるつもりが
そのまま寝落ちが3日間続いた。

ハプニングが重なる時は重なるもので
仕事でも少々トラブルがあり、人間関係にお疲れ気味だったのも
エネルギーが落ちる原因だったのかもしれない。



こういう時こそ、感情に引きずられないこと

ハプニングが重なったら、あえて「お、来ましたね。」くらいに捉えて
一呼吸置く。
その意識の切り替えが、ネガティブな感情に引きずられて
エネルギーが落ちるのを防いでくれる。
気持ちが落ち着いたら、対処法を考えれば良い。


人生にトラブルやハプニングはつきもの。
不思議なことに、自己憐憫は更に自己憐憫を味わう事態を呼ぶものだ。
一瞬は落ち込んだり怒りが湧いたりしても
そこからいかに一歩引いてみるか。
これがすばやく出来るようになるほど、流れが変わり
上手く落ち着く方向に持って行くことが出来る。


今でこそ、このコツを掴んだので、以前よりずっと早く
落ち着きを取り戻すことが出来るが
以前は思いっきり感情に引きずられていた。
不思議なもので、ネガティブな感情やパニックに引きずられるほど
新たなハプニングを呼ぶものらしい。




今回、落ちたエネルギーを戻すのは、なかなか大変だったが
最終的に私にエネルギーをくれたのは
週末のプレタポルテレッスンを受講したクライアントの方々だった。

レッスンに集中したことと、彼女達の一生懸命な美しいエネルギーに触れたことで
ようやく復活をすることが出来た。
本当にありがたく、しみじみ幸せだと感じた週末だった。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana










2018年9月19日水曜日

肩のポジション

11月にベリーダンスのパフォーマンスに出演する。

その為の練習が始まった。
今回はソロを1曲踊らせていただくことになっている。
正直、踊っている年数の割りに全然上手くは無いが、踊るのは大好きだ。



ベリーダンスを始めたのは43歳の時。
友人に誘われたのがきっかけ。
誘われた時は
「いえいえ、40歳過ぎてお腹出して踊るのはちょっと。」
そう思わなくも無かったが、その言葉は言えなかった。
何故なら、誘ってくれた友人は当時65歳だったからだ。

65歳の彼女が、目をキラキラさせながら
「絶対楽しいわよ!Nanaさんも一緒にやりましょうよ!」
と誘ってくださるのに、年齢が…とは口が裂けても言えるはずが無い(笑)

結果、やってみて大正解だったのだが
好きなことだけに、上手く出来ないのが悔しくもある。

特にレッスン中、自分が踊っているところを撮影して見ると
あまりにひどくて頭を抱えたくなる。



最近の課題は、肩のポジション。
私は肩が落ちるのが癖で、最初は意識を入れていても
少し動きが早くなったり、ターンをすると
とたんに肩が落ちる。

肩が落ちると、自動的に背中が丸まり
瞬時に自信なさげに、みすぼらしく、おまけに老けて見えてしまう。

ハイヒールとも共通するこの課題。
ちょうどいい機会なので、肩と頭のポジションの集中強化月間とし
徹底的に意識を入れることにした。


まずは日常生活から。
肩をしっかり引き、デコルテを張って頭をプッシュ。
堂々と。そしてエレガントに。
まずは意識と身体のポジションから。

どれだけの結果が出せるか、しっかり観察しようと思う。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana









苦手なこと

PC作業が苦手だ。

ごく基本的な作業は出来るのだが
少し複雑になると、もうお手上げ。
グーグル先生のお世話になるか、息子を捕まえて聞くしかない。



だがこの1週間あまり、苦手なPC作業と向き合っている。
Blogのカスタマイズをしようと思い立ったのだが
悲しいことに私のPC能力が追いつかず
少し進んでは詰まり、また少し進んでは詰まることを繰り返している。

もう少しグーグル先生のお世話になりながら
自分で頑張ってみようと思っている。
要領は悪くとも、色々やってみるうちに慣れてくるかもしれない。

何事もあきらめないことが肝心。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana




2018年9月18日火曜日

結果を出すために有効な方法

最近、通勤に5センチのヒールを履いてます。
通勤の時、レッスンで習ったことを意識してたら
今まで足元にどれだけ無関心だったか、よく分かりました。


8月からレッスンを始められたクライアントから戴いたお言葉である。

この方は今まで、夏にウエッジソールのサンダルを履いてはいたが
ヒールのある靴とは、ほぼ無関係だった。
自分史上最高の高さが5センチであり、それも滅多に履かなかったそうだ。


ハイヒールが履いてみたい!と私の門を叩かれたが
最初は7センチのヒールを履くと
足元が生まれたての小鹿のようにフルフルと震えてしまい
立っているのがやっとだった。
レッスンでは壁に手を付かなければ、バランスが取れなかったのだが
先週末 6回のワンクールを終えて、手を付かずに歩けるようになった。

5センチのヒールは既に日常の靴となり
毎日の通勤に履いていらっしゃるとのこと。
「私がヒールで通勤するようになるなんて、びっくりです。」
笑いながら仰っていたが、ヒールの靴を履くようになって
はっきりと意識が変わったそうだ。

7センチをもっと美しく履きこなしたい。
そう仰られ、プレタポルテ6回コースの継続を決められた。



最初は無縁だと思っていたハイヒールの世界
けれどそれは決して無縁ではなく、確実に手に入る世界だ。

クラリネットを演奏されるこちらのクライアントは
ハイヒールレッスンとクラシック音楽のレッスンは
共通するものがあると仰られる。

今の自分の力量では、まだ難しいが
どうしてもその世界を表現したくて挑戦する
そのエネルギーが似ているのだそうだ。
その姿勢は着実に実を結び、結果となって彼女に返っている。



結果を出したければ、今の自分より頭ひとつ高いレベルに
目標を設定すること。
そして、コツコツと続けること。
もうひとつ大事なのは
自己流でなく、その世界に詳しい人の助けを借りることだ。

ハイヒールは女性ならではのアイテム。
それだけにだらしなく履けば、だらしのない女性のオーラになり
美しく履きこなせば、美しいオーラを放つ。
本当に嘘がつけない。
だからこそ、ひとつひとつ丁寧に積み重ねていくことが大事なのだ。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana





























2018年9月17日月曜日

引き際の美学

PCのトラブルで3日間Blogの更新が出来なかった。
タブレットでネットは見られるのだが
Blogの更新はPCからでないと上手くいかない。

私にとってBlogとは、文章の出来の良し悪しに関わらず
その日その時の私をそのまま映した
言わば、もう一人の私と同じもの。
PCトラブルで3日間も更新が出来ないのは
何かが欠けたような気がして、物足りなく寂しかった。



ネットのニュースで知ったのだが
今日で安室 奈美恵さんが芸能界を引退する。
私は特別に安室さんのファンではなかったが
25年間、何があろうと独自のスタイル、クオリティを
確固として守り続け、トップを走り続けた姿勢は、本当に素晴らしいと思う。
まだまだ歌姫として活躍を期待される中
きっぱりと引退を決めて実行された事に、心から拍手を贈りたい。


仕事と引き際については
大きく分けて2種類ある。

ひとつは、絶頂期でスパッと引退し、最高の姿を残すこと
もう一つは、生涯現役でいつづけること。

どちらが良い、悪いではなく、これは純粋に
その人の生き方、仕事へのかかわり方の違いなので
自分の生き方に合ったほうを選べば良いと思う。




個人的には、私は生涯現役でいつづけたいと思う。
そのためには

常に柔軟性を持つこと
常に自分をアップデートすること
情熱と好奇心を失わないこと
謙虚であること

これらを常に意識することが大事だと思っている。
仕事に誇りを持つことは大事だが
やり方に固執はせず、柔軟性を持って当たること。

どんな仕事にも終わる時は来る。
その時を見極めて、潔く優秀の美を飾ること。
それが、自分の人生の多くを捧げてきた仕事に対する
最大のレスペクトではないだろうか。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana





















2018年9月13日木曜日

成長し続けるために

自らの成長を望むなら
何かを変えたいと思うなら

まずはどうなりたいか決めること
それから、小さく行動し続けること。



行先を定めなければ、大海を当ても無く彷徨う船のようだし
行先を定めても 動かなければ、いつまでも現在地点に
留まったままだ。

上がったり下がったり、時に遠回りしながらも
小さく行動をし続けて、全体的に上がりながら前進する。
それが最も確実で、結果が出る、ただ一つの方法だと思う。



人生にショートカットは無い。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana










2018年9月12日水曜日

自分に呪いをかけない

お風呂上りに素っ裸で
自分の身体を真正面から見たことはあるだろうか。

何となく視界に映っても
真正面からマジマジと見ることは少なくて
微妙に目を逸らしたりしていないか。

あるいは、自分の裸が目に入ったとたんに
また太った
足が太い
お腹の肉が気になる
どうしてこんなに脚が短いの?
この二の腕、嫌になっちゃう

そんな言葉が、自動的に脳内に流れはじめてはいないか。



実はこれは全部、以前の私である。

自分の身体(顔も含めて)が鏡に映ると
自動反射的に欠点を上げてしまう癖。
気に入らないところだらけだった自分。


今思えば、なんてひどいことをしていたのだろう。


ハイヒールの哲学の世界に飛び込んで
最初は全く出来なかった歩きが
少しずつ出来るようになった。
出来るようにしてくれたのは、この身体。

出来なかったことが出来るようになってくると
少しずつ自信が付いてくる。
何よりも顕著に、自分の変化を伝えてくれたのは
長年付き合っているこの身体だった。



自分の身体を真正面からきちんと見ないのは
身体を無視しているのと同じ。
欠点ばかりあげつらうのは
自分に呪いをかけているのと同じだ。

私の身体は好きなところもあれば
もうちょっとこうだったらいいのに、というところもある
それら全部ひっくるめて「私」なのだ。



本当の意味で、このことに気が付いた時
私は生きるのがとても楽になった。

年々体型が変わって、若い時のようなメリハリが無くなってきても
お肌の張りが衰えても
体力が少しずつ落ちてきても

私は、今の私が一番好きと言いきれる。



自分で自分に呪いをかけないこと。
どんな自分も「私」として大切にすること。
本当に腑に落ちたのは、つい最近のことだ。

大切な私なのだから、磨いてあげたい。
そのためにハイヒールは欠かせない。

美しく生きるための、心と身体の軸


ハイヒールは心と身体の軸を作るのに
最も適した、美しきツールである。




マレーシア クアラルンプールより愛を込めて。
Nana










2018年9月11日火曜日

才能の原型

長い間ずっと、「好きなことをやって生きたい。」と思っていた。
しかしそれは「でも私には、何の才能も無いし。」
という諦めと、常にセットだった。

才能とは何だろう。
多くの場合、才能と言うと
「その分野において特別に秀でた能力」
だと思われている。
実際、私もそう思っていた。
だから特にズバ抜けたものがない私は
「私には何の才能も無い人。」
だと決め付けていたのだ。



だが今は、才能と言うのは、
その人が好きでたまらないもの
得意で、自然に出来てしまうもの
乗り越えてきたもの
この中に有ると思っている。

それをズバ抜けたものにするかどうかは
その後の努力次第。



本田 健さんの著書だったと思うが
誰にでも「才能の原型」がある。という一文があった。

才能の原型は、自分が大好きだったり、
自然に出来てしまうものの中にあったり
人から見た自分に、自然に現れていることが多いという。

例えば、あの人は女優のようだ、という女性がいたら
その人が主婦だろうがOLだろうが
その女性は、女優のような華やかさと
人に強く印象を与える原型を持っているということ。

また、原型は一つではなく、誰もが複数の原型を持っている。
芸術家、著述家、政治家、医者、コメディアン
哲学者、軍人、ヒーラー など、様々な原型があり
それらの原型を掛け合わせた時に
その人だけの魅力が発揮されると言う。

誰もがオリジナルの才能の持ち主であり
唯一無二の魅力の持ち主。
そう考えると、たまらなくワクワクするではないか。



私の才能の原型は何だろう と考えてみた。
昔から本が好きだったから、著述家
音楽や演劇が好きで堪らない パフォーマー、アーティスト
ハイヒールコーチという 教育家
格好悪いところを、結構平気でさらけ出せる コメディアン
時折、突拍子もないことをしてのけるし
世の中の常識に縛られるのが嫌いな 革命家や闘士という
原型もあるかもしれない。




ハイヒールの世界に飛び込んでみて分かったこと。
それは、私は自分で思っているよりもずっと
人前に出る度胸があると言うことだ。
以前は人前に出るのは苦手だと思っていたし
人前で喋るのも嫌だった。

しかし今では、緊張はするが苦手意識は無くなった。
だから、コーチとしてクライアントの前に立つことに抵抗がない。
もしかしたら私の中にある、パフォーマーという原型が
目覚めたのかもしれない。
これは、ハイヒールの哲学に飛び込まなければ
決して分からなかったことなのだ。



才能が無い人など、一人もいない。
誰もが才能に溢れ、個性に溢れ 魅力を持っている。
それらを眠らせたままにするのは 勿体無い。


才能が無い、といじけている時間があったら
少しでも興味があること、やってみたいことに
挑戦してみるほうがいい。
そこから思いもよらぬ縁で、本当にやりたいことに
辿りつくかもしれないのだから。


あなたの才能の原型は何だろう。




マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana














2018年9月10日月曜日

Laksa Utara

マレーシアは土曜日から4連休。
9日の日曜日が国王誕生日で祝日、10日は振り替え休日で
11日はイスラム新年の休日である。

我が家は今年、小学校6年生の娘と高校3年生の次男が
大きな試験を迎えるので、連休だからと言って
どこにも出かける予定は無く
ひたすら二人の塾と家庭教師の先生の送り迎えで
連休の前半が終わってしまった。



フルタイムで仕事をしている私は、
普段の料理は簡単なものばかりだが
今週末は次男のリクエストにより
魚ベースの麺、Laksa(ラクサ)を作った。

サバの一種(鰯を使う地方もある)を茹でて
その茹で汁にほぐした魚、玉ねぎ、チリ、ハーブなどを入れてスープを作り
米から作った麺にかけて、たっぷりと薬味を添えていただく。

かなり魚臭いので、好き嫌いが分かれるのだが
日本人の口に合いやすいのではないかと思う。
我が家は全員がLaksa大好き一家である。

作り方は難しくはないのだが、魚を茹でたり身をほぐしたり
薬味を色々と刻んだり、という手間がかかるので
アシスタントがいなければ作りません!と宣言し
半ば強制的に家族に手伝わせている(笑)



こちらが完成図。
といってもMyラクサではなく(笑)画像はお借りした。







日本のご当地ラーメンのように
ラクサにも各州ごとに特色がある。
私のラクサは、料理上手の夫の叔母から教えてもらったものだ。

マレーシアの北部、ケダー州に住む叔母のラクサは
シンプルに魚、玉ねぎ、チリ、ブラチャン(蝦醤 タイ料理のカピと同じ)
それにハーブ3種類を使ったものだ。

州によっては、レモングラスが入ったり
ココナッツミルクが入ったりするが
私は叔母直伝の、シンプルなラクサが一番好きだ。
スープは一晩寝かせたほうが格段に美味しいので
食べる前日に仕込むのが、私のささやかなこだわりなのだ。

ちなみにタイトルの「Laksa Utara」とは
「北のラクサ」という意味である。




ラクサを作るには、Bunga Kantan(ブンガ カンタン)という
日本の茗荷そっくりのハーブが欠かせない。
魚の臭みを和らげ、爽やかな風味を添えるためであり、
スープに入れて煮込む他に、刻んで薬味にもする。





茗荷そっくりのブンガカンタンは
蕾が開くと、こんな華やかな花になる
艶やかで肉厚のピンクの花弁が
何とも艶かしいと思うのは私だけだろうか。










ラクサは東京のシンガポール料理店などで食べられるようなので
興味のある方は、ぜひお試しいただきたい。
東京のシンガポールラクサとは、どのようなものだろうと
先ほど検索してみたが、どうやらココナッツミルクが入った
南部のラクサらしい。

北部ラクサ派の私としては微妙な気持ちなのだが(笑)
ともあれ、もしマレーシアにいらっしゃる機会があれば
ぜひ北のラクサも食べていただきたいと思う。




マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana








2018年9月8日土曜日

ハイヒールで分かる身体の弱点

ハイヒールは不安定で危ない。

これがハイヒールに対してよく言われる
世間一般の評価のひとつである。

確かに、ヒールが高ければ高いほど
そしてヒールが細いほど、難易度は高く
バランスが取り難いと言える。

ただし、不安定=危ない ではない。
正しい歩き方を知り、筋肉をしっかりと使って歩けば
決して危なくはないのだ。

むしろ、ハイヒールを履くことで
身体の使い方の癖、弱いところを知ることが出来る。
ヒールが細いからこそ、繊細に身体の感覚を研ぎ澄ませ
脳と身体をフル回転させて歩くようになるのだ。



クライアントとのレッスンの後
その方の身体の癖について お話していたところ
クライアントがこう仰った。

「筋トレのトレーナーさんにも、Nanaさんと同じこと言われてます。」


この方は身体の右側が全体的に弱く、腹筋が落ちやすい。
そのため左側が前に出やすくなっている。
私はレッスンで見たままをお話したのだが
ジムのトレーナーさんも全く同じことを仰っていたとのこと。

トレーナーという分野で、身体を見るプロフェッショナルと
意見を同じくしたという事実に
今更ながら、ハイヒールの威力をまざまざと感じた。

常々、ハイヒールで正しく歩くとはスポーツであり
ハイヒールはジムのトレーニングマシンと同じと申し上げているが
それが証明されたということだ。



実際、ハイヒールを履くと、本当に隠し事が出来ず
身体の弱いところや癖が全て、露になる。
私達ハイヒールコーチは、その癖を見抜く術を叩き込まれているので
瞬時に癖を見つけ、直ちに修正に入ることが出来る。

Asami-Parisのメソッドの素晴らしいところは
理論で説明が出来ること。
私はクライアントにも、必要に応じて理論をお話する。
理論=脳 プラス 体感覚=感性
この二つを理解できると、クライアントは本当に進みが速くなり
どんどん変わっていかれる。


前述のクライアントは、後ろから拝見した時に
ウエストラインが初回とは全く変わっていらした。
はっきりとしたくびれが出来ており、
これから先、もっとボディラインが変わることが予想できる。



ハイヒールは嘘をつかない。
いい加減に履けば、身体を痛め
正しく履けば、その方に弱点を教え、身体を美しく変えもする。


クライアントの努力が、正しく実を結んできていることに
心から喜びを感じ、
改めてこれからも私の全てを
目の前の一人の女性に捧げて行くことを誓った。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana









年齢はただの数字である

今日が人生最高の日。不可能なんて何もないと思うのよ。


98歳 世界最高齢のヨガインストラクター、Taoさんの言葉だ。
フランスとインドの血を引くTaoさんは
ヨガが男だけのものと思われていた時代に
「男が出来るなら、私にもきっと出来る。」と言い放ち
ヨガインストラクターとして、75年のキャリアを築いてきた。


100歳近いとはとても思えない柔軟性とチャーミングな笑顔。
人生を大切に生きること、そして人との関わりを大切に
現役としてエネルギッシュに活躍しているTaoさんを見ると
年齢とはただの数字だと、しみじみ感じる。

人生において、大切なのはエネルギーの質と強さであり
単なる年齢の若さではない。
年齢は若くとも、既にエネルギーが枯れた年寄りのような人は大勢いる。

Taoさんのような人生の先輩を見ていると
自分もこのように、豊かに人生を送りたいと本気で思う。




Taoさんが世界最高齢のヨガインストラクターなら、
私は80代になっても、現役のハイヒールコーチでいたい。

その頃にはルブタンを履きこなせるようになっているはずだから
シルバーヘアーにルブタンのハイヒールで
ピシッとフラミンゴのポーズを決めた写真を
自分のプロフィール写真にしよう、と
妄想を膨らませてはニヤニヤする私だった。




マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana





2018年9月6日木曜日

足指と足裏

北海道の地震に際し、心よりお見舞い申し上げます。
1日も早い復旧をお祈りいたします。



今朝、いつものストレッチをしながら気が付いたことがあった。
今日は鏡に自分が映る位置でストレッチをしたので
足首をまわす時に足裏が映っていた。
ふとそれを見て気付いたのだが
私は足首を回す時に、足の指が結構動いている。
しかも、左足より右足指のほうが頑張って動いているように見えた。

何故だろうと考えて
恐らく、足首を回す時に、足指の力で足首を回しているのではないか
そう思った。

私の右足は、左に比べて外反母趾がきつく
足裏の横アーチも崩れている。
ということは右足裏の筋肉が弱いので
それを補おうと、足指が頑張って動いているのだろう。


それでは足首を回すエクササイズの意味が無いので
意識して指を動かなさないようにし
足裏と足の甲、足首の連動で、足首を回すようにしたのだが
これが非常にキツい。

ということは、今までこの動きが
きちんとできていなかったのだ。


足首を回すくらい、簡単だろうと思われるかもしれないが
ゆっくりと確実に行おうとすると
足がつりそうになる。
私には現在、3名のクライアントがいらっしゃるが
皆さん口を揃えて
簡単だと思ったのに、足が攣りそうになって
10回も難しい。と仰る。



私達は普段、いかに足裏や足指を意識していないことか。
しかし、全ての体重を受け止めるのは足裏であり
体重移動に重要な役割を果たすのは足指である。

私がそれを実感したのはダンス。
以前はターンが上手くできず、必ずふらついていた。
だが足裏の重要性に気付き、足裏と指を鍛えることで
ふらつかずにターンが出来るようになった。


身体はひとつのユニットであり
どんなパーツも全て重要なのである。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana










伝説のロックスターに捧ぐ

本日のBlogは、愛する一人のロックスターに捧げる

1946年9月5日生まれ
1991年11月24日没 享年45歳

Freddie Mercury (フレディ マーキュリー)
英国のロックバンド Queenのヴォーカリスト 
往年のロックファンなら知らぬ者のいない、伝説のスーパーロックスターである。



Bohemian Rhapsody    など
数々のヒットを飛ばした彼らの楽曲は
CMなどにも多く使われているので
Queenを知らない方でも、どこかで聴いたことがあると思う。

ちなみにこちらは、Britney Spears, Beyonce, PinkとQueenの楽曲による
格好良すぎるグラディエーター風PepsiのCM。

We will Rock You



実は、私は10代の現役ブリティッシュ狂だった頃
Queenがあまり好きではなかった。

私がロックファンになりたての頃
Queenは既にベテランバンドであったし
彼らの熱烈なファン層は、私よりも少し上の世代だった。

Queenの楽曲は、オールドスタイルに思えたし
ゲイともバイセクシュアルだったとも言われるFreddieの
強烈なヴォーカルと濃すぎるセックスアピールも苦手だった。

なにより、Freddieは私好みの美形ではなかった(笑)



だが、年齢を重ねた今
Queenの数々の名曲を聴くと、堪らなく魂が震えるのを感じる。
それは、テクノロジーが今ほど発達していなかった時代。
ロックが今のように市民権を得ておらず
異端の象徴だった時代

そんな時代に、ひたすらロックに全てを捧げた男達の
クレイジーで熱い生き様が込められているからだ。

とりわけFreddieの超絶ヴォーカル、
圧倒的なステージパフォーマンス
その存在感
45歳という若すぎる死すら、伝説の一章としてしまう
全てが唯一無二の、まさに伝説のロックスターだった。

Youtubeには、彼らのVideoが数多くアップロードされているが
圧巻はやはり1985年Live AdeでのLive映像だろう。
興味がある方は検索していただきたい。
今、こんなステージが出来るロックスターはいなくなってしまった。
彼は間違いなく、ロックの神様から溢れる才能を与えられた
天才だった。



実はFreddieの音楽ルーツはクラシック音楽で
少年時代に習っていたピアノが、彼の原点であった。
Freddieはオペラを愛し、スペインのソプラノ歌手
Monserrat Caballeと共演した曲を残している
Barcelona



この秋、Queenの結成からLive Aidのコンサートまでを描いた映画
「Bohemian Rhapsody」が公開される。
主演のラミ・マレックは大してFreddieに似てはいないのだが
(Freddieのような強烈なルックスの人物はめったにいないが。笑)
あのステージアクションと衣装を演じきっただけでも、拍手ものだ。

何より、全編に流れるQueenの楽曲
そしてあの時代の空気感が堪らない。
トレイラーを見るだけで泣きそうに、いや既に泣いている私である。

Bohemian Rhapsody




Mercuryは乙女座の守護神。
乙女座生まれの彼らしい繊細な美意識と完璧主義
まるでMercuryのごとく、ロックシーンを駆け抜けたFreddie
その生き様、スピリットが今も、私の心を捉え、揺さぶってならない。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana






 













2018年9月5日水曜日

コーヒー断ちの結果

以前にも綴ったことがあるが、6月から行っていた
3ヶ月間限定のコーヒー断ちが満了した。

ダイエットプログラムに参加した訳ではなく
動機は叶って欲しい事があったから、願掛けだった。
願掛けのついでと言っては何だが
あまり気負いすぎずに
ちょっとやってみよう。くらいの気持ちで始めた。



嬉しいことに3ヵ月後、私の願いは叶っており
コーヒー断ちをしてみて得たものも色々あった。

1.飲まなくても別に大丈夫ということが分かった。
意識しないと1日に何杯も飲んでしまうが
飲みません!と意識していると
飲まなくても特に支障は無い。


2.夜9時以降のコーヒーはNG
眠れなくなるから、ではなくて
夜9時以降にコーヒーを飲むと
翌朝胃の調子があまり良くないことが分かった。


3.インスタントコーヒーにさよなら
インスタントコーヒーを飲むと
覿面に胃に違和感が出る。という事で
インスタントコーヒーにはさよならする事にした。


4.色々なお茶を飲むようになった。
特に苦手だったハーブティーが飲めるようになった。
ハーブティーを飲むようになった私につられて
今まで砂糖入りの紅茶しか飲まなかった子供たちも
無糖のハーブティーを飲むようになった。


その他にも色々あるが
私はストイックすぎるのは性に合わないし
コーヒーは好きなので、今後も飲むと思う。
ただし、インスタントは完全に止めて
飲むならせめてドリップパックにする。
本当は挽いた豆で丁寧に入れれば良いのだが
それは少しずつやることにする。


3ヶ月 コーヒーを飲まなかった間
「コーヒーを飲んだつもり」貯金をしていた。
本当にささやかな額ではあるが
そのお金は、家庭教師のG先生が参加している
ボランティアプログラムに寄付をした。




たかがコーヒーだが、無意識にやっていた事を
あえてストップしてみる。
それだけで気付くことは多いし
そこから意外な方向転換に繋がることがあるかもしれない。

私の場合は、いかに惰性で1日に何杯も飲んでいたか、が分かり
これからはコーヒーを飲むなら
少し良い豆でゆっくりと入れ
楽しみながらリラックスして飲むようにしよう、と決めた。



日常の小さなことでも、たまには立ち止まって検証してみることが大事だ。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana















2018年9月4日火曜日

美しき情熱

月に一度のAsami-ParisのExchange。
今回のパートナーはBell passionのYukikoさんだった。


このExchange、まだ2回目だが、毎回とても緊張する。
Blogでは威勢がいいが、こう見えて私は
実は恥ずかしがりで人見知りであり
(どこからか笑い声が聞こえた気がするが)
初めてお会いする方とお話するのは、とても緊張する。

しかもお相手は、Asami-Parisの先輩コーチなのだから
もう心臓がバクバクしてしまう。
Yukikoさんはブログを拝見して、その美意識の高さと
美に対する情熱とストイックな姿勢に感嘆していたので
どんな方だろうと想像を逞しくしていた。



ドキドキしながらSkypeを繋げた瞬間
ふわりと馨しい風が吹いた気がした。

穏やかな微笑みを浮かべた 美しい女性。
Yukikoさんは、ブログの印象そのままに美しく
しかも もっと温かみのある、素敵な方だった。

私が素晴らしいと思ったのは、Yukikoさんの立ち姿とお声。
しっかりと軸がありながら、女性らしい優雅さと気品があり
画面越しでこれだけの雰囲気を醸し出せるということは
いかに普段から意識をし、当たり前に雰囲気が出せるまでに
コントロールされているかということだ。
つい意識が抜けがちで、いつまでもガサツな自分が恥ずかしくなった。


Yukikoさんはコーチ役のレッスン中も
気品あるコーチの姿を貫いていらした。
その姿勢は脱帽ものであった。
美意識と貫くことと、たゆまぬ努力。
そこから生まれるオーラは本物だ。
まさに美しき情熱、Belle passionそのものの方だった。





レッスンが終わってから、少しお話をさせていただき
最近のYukikoさんのBlog記事の中で
ブラボー!と思ったドラマティックな発想について
素晴らしいです、とお伝えした。

詳細はYukikoさんのBlogをお読みいただければと思うが
感情をコントロールしつつ、ご自分の考えはきちんと伝えられるところ
そして、ドラマティックな発想を
楽しんで受け入れられるYukikoさんが、とても素敵だと感じた。



Yukikoさん、素晴らしいひと時をありがとうございました。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana








2018年9月2日日曜日

なぜ、外側に体重がかかるとO脚になるのか

昨日、9月1日はBelle PassionのYukikoさんとのExchangeであった。
私は2回目となるExchangeだったが
今回も素晴らしいひと時をご一緒させていただいた。
Exchangeについては、また後ほど綴らせていただきたいと思う。



さて、ある調査によると、日本人女性の70%ほどが
「脚に自信が無い」と回答しているという。
同じアジア圏でも、韓国人女性では40%程度
中国人女性は30%ほどだそうだ。

確かに、マレーシア人女性を見ても
人種に関わらず「脚にコンプレックスがある。」という女性に
お目にかかったことが無い。
決して、その女性が美脚という訳ではなく
かなり立派な脚の持ち主でも
脚にコンプレックスを持ってはいないようだ。
日本人女性は、アジア圏でもずば抜けて
脚にコンプレックスを持っていると言える。



そして、特に日本人に多いのがO脚の悩み。
O脚まで行かなくても、脹脛の外側が張っている
お悩みを持つ方は多い。

これは、日本人は外国人に比べて筋肉量が少なく
筋力も弱いことが主な原因だ。

ハイヒールの哲学では、拇指球に体重を乗せること
脚の内側の筋肉、身体の軸を司りながら歩く。
拇指球に体重が乗らないと、体重が脚の外側に流れて
脚の外側の筋肉ばかりが発達してしまう。



脛を触ると分かるが、脛には日本の骨がある。
脛の内側の太い骨が脛骨
外側の細い骨が腓骨




体重を支えるのに、太い骨と細い骨、どちらが適しているか
言うまでもないだろう。



脚の外側に体重が流れると
細いほうの骨、腓骨に体重がかかることになる。
当然、細い骨には負担が大きすぎる。
そこで、骨の周りの筋肉が腓骨を支えるために
頑張って発達してしまい
脹脛の外側の筋肉が発達してしまうのだ。

プラス、脚を閉じる働きがある内転筋が弱いと
脚を閉じる力が弱く、どんどん外側に引っ張られる。
これがO脚の主な原因だ。


Asami-Parisのメソッドで、正しく体重を乗せることを学び
内側の筋肉を司ることが出来るようになると
今述べたO脚のプロセスとは逆の道を辿ることになる。
結果、本来働くべきところが働き
余計な負荷は分散され
脚の形が変わるという訳。



言うまでもない事だが、これはハイヒールだからこそ
繊細に感じることが出来る。


私はO脚ではないが、ガチガチのししゃも脹脛に
長年悩んできた。
あらゆる方法を試しても消えなかった
私のガチ脚コンプレックスが
この半年でハイヒールを日常的に履くようになった後
いつの間にか気にならなくなっていた。




脚に自信が無い女性こそ
ハイヒールに挑戦してみて欲しい。
脚のコンプレックスはハイヒールで解消できる。
私自身が、胸を張ってそう証明できる。


脚のコンプレックスの解消と美しさ
二つを一緒に手に入れることが出来るのは
ハイヒールだけなのである。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana











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