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2018年12月4日火曜日

気持ち悪くて奇妙で 堪らなく惹き付けられる

これだけは絶対!
そう決めていた映画をやっと観に行った。

伝説のロックスター、Freddie MercuryとQueenの映画
Bohemian Rhapsody
「Redio Ga Ga」をリアルタイムで聴き、
Live Aidに熱狂した世代としては
絶対に見逃せない映画である。


以前からこのBlogをお読みいただいていた方はご存知だと思うが
私は80年代ロックバカだ。

私がリアルタイムでロックバカをやっていた頃
Queenは既にBig Nameのバンドだったが
私はファンではなかった。

だが今、Queenの曲の数々を聴くと
フレディーの歌とバンドのサウンドは
決して色褪せず、時を越えて胸を打つ。
最近ではQueenのベスト版ばかり聴いていた。


そんな訳で非常に楽しみにしていた映画。
当然、普通の映画とは気合の入れ方が違う。
着ていく服にもロックらしさにこだわり
お気に入りのHard Rock Cafe CoutureのTシャツ
(翼の付いたハーレーに跨る骸骨が格好良い)
ミニスカートにハイヒール
リストバンド代わりにスワロフスキーのスレイクブレスレット
という装いの私に、一緒に行った我が家の男性陣は
「どこに行くの?」と目を剥いた。(笑)



映画館に向かう車の中でも
Queenをガンガンに流して、
私がこうなると、家族はもはや何も言えない(笑)
気分が最高に盛り上がったところで、映画が始まった。
開始から程なく「Somebody to Love」が流れたところで
私は既に泣いていた。

Queenがデビューしたのは1973年
私でさえ幼稚園児だった時代だ。
映画では70年代から80年代の時代の空気感
バンドのメンバーの絆
そしてロックに命を捧げたFreddieの生き様が描かれていた。

クライマックスの1985年 Live Aidのコンサートシーンでは
音源に当時のオリジナルサウンドが使われていることもあって
本当に涙が止まらなかった。



先月、NHKでもQueenの特集があり
NHKなどめったに見ないのだが、この時ばかりは
録画してしっかり見た。

FreddieのアップがNHKで見られるなど
時代は変わったなと思いながら見ていたが
出演者のお一人が
「Freddie Mercuryが気持ち悪いんですよね。(笑)
独特の美学があるというか。」
とコメントしていて、思わずハタと膝を打った。


そう、その気持ち悪さ。よく分かる。
気持ち悪さが癖になるとでも言うのだろうか
それこそが彼の美学であり、Freddieのカリスマ性の源だった。

Freddieの歌が、30年、40年経っても色褪せないのは
そこに彼の生き様と美学があるからだ。
人は人の生き様に触れた時、心から感動し
惹き付けられる。


独特の美学を持ったロックスターは
プリンスを最後に、皆いなくなってしまった。
今、奇妙でクレイジーで、でも堪らなく惹き付けられる
そんなスターがいないのを残念に思う。


最後に、Queenの「I want to Break Free」のPVリンクを
こちらに貼っておく。

実は公開された当時、大嫌いだったPVなのだが
今見ると、愛すべきFreddieの気持ち悪さが堪能できる。
お髭のミニスカメイドと牧神を同時に演じる
訳の分からなさが素敵だ。
ちなみに共演は、英国ロイヤルバレエ団。
色々な意味で、確かにBreak FreeなPVではないだろうか。

PVのラスト、Freddieがクネクネと階段を上がりながら
ピョコンと片脚を上げるポーズが
とても愛らしく見えてしまう私なのである。



Queen  I want to Break Free

※閲覧注意! お髭のミニスカメイドが登場します。



Bravo!我が愛すべきFreddie Mercury!




マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana


















2018年9月6日木曜日

伝説のロックスターに捧ぐ

本日のBlogは、愛する一人のロックスターに捧げる

1946年9月5日生まれ
1991年11月24日没 享年45歳

Freddie Mercury (フレディ マーキュリー)
英国のロックバンド Queenのヴォーカリスト 
往年のロックファンなら知らぬ者のいない、伝説のスーパーロックスターである。



Bohemian Rhapsody    など
数々のヒットを飛ばした彼らの楽曲は
CMなどにも多く使われているので
Queenを知らない方でも、どこかで聴いたことがあると思う。

ちなみにこちらは、Britney Spears, Beyonce, PinkとQueenの楽曲による
格好良すぎるグラディエーター風PepsiのCM。

We will Rock You



実は、私は10代の現役ブリティッシュ狂だった頃
Queenがあまり好きではなかった。

私がロックファンになりたての頃
Queenは既にベテランバンドであったし
彼らの熱烈なファン層は、私よりも少し上の世代だった。

Queenの楽曲は、オールドスタイルに思えたし
ゲイともバイセクシュアルだったとも言われるFreddieの
強烈なヴォーカルと濃すぎるセックスアピールも苦手だった。

なにより、Freddieは私好みの美形ではなかった(笑)



だが、年齢を重ねた今
Queenの数々の名曲を聴くと、堪らなく魂が震えるのを感じる。
それは、テクノロジーが今ほど発達していなかった時代。
ロックが今のように市民権を得ておらず
異端の象徴だった時代

そんな時代に、ひたすらロックに全てを捧げた男達の
クレイジーで熱い生き様が込められているからだ。

とりわけFreddieの超絶ヴォーカル、
圧倒的なステージパフォーマンス
その存在感
45歳という若すぎる死すら、伝説の一章としてしまう
全てが唯一無二の、まさに伝説のロックスターだった。

Youtubeには、彼らのVideoが数多くアップロードされているが
圧巻はやはり1985年Live AdeでのLive映像だろう。
興味がある方は検索していただきたい。
今、こんなステージが出来るロックスターはいなくなってしまった。
彼は間違いなく、ロックの神様から溢れる才能を与えられた
天才だった。



実はFreddieの音楽ルーツはクラシック音楽で
少年時代に習っていたピアノが、彼の原点であった。
Freddieはオペラを愛し、スペインのソプラノ歌手
Monserrat Caballeと共演した曲を残している
Barcelona



この秋、Queenの結成からLive Aidのコンサートまでを描いた映画
「Bohemian Rhapsody」が公開される。
主演のラミ・マレックは大してFreddieに似てはいないのだが
(Freddieのような強烈なルックスの人物はめったにいないが。笑)
あのステージアクションと衣装を演じきっただけでも、拍手ものだ。

何より、全編に流れるQueenの楽曲
そしてあの時代の空気感が堪らない。
トレイラーを見るだけで泣きそうに、いや既に泣いている私である。

Bohemian Rhapsody




Mercuryは乙女座の守護神。
乙女座生まれの彼らしい繊細な美意識と完璧主義
まるでMercuryのごとく、ロックシーンを駆け抜けたFreddie
その生き様、スピリットが今も、私の心を捉え、揺さぶってならない。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana






 













2018年7月28日土曜日

反逆の美学

権威やら常識やら法律を持ち出して
圧力をかけてくる人が苦手だ。
苦手というか、はっきり言えば嫌いだ。

最近は私もだいぶ大人になり
そういう方に遭遇したら、黙ってそっと離れるか
すぐに離れるのが難しい場合は
この人は違う星の住民なのだ、ならば言葉が通じないのも
仕方がないと思うことにしている。



だが、若い頃はもっとあからさまに反抗していた。
勉強は嫌いではなかったが
大学に進んで欲しいという両親の願いには
大学という権威を借りれば、人生安泰だと思っているような
そんな価値観を押し付けられているような気がして
あっさりとその願いを蹴った。

今思えば、勉強は嫌いではなかったのだし
興味がある分野も無くはなかったので
大学に行っても良かったかなと思っているが。
どうもその辺りから
自らWild sideへ突き進んでしまう生き方が始まったらしい。




私は、クラシック音楽は美しく崇高で
純粋に魂が洗われるような気がして、大好きだが
それと同じくらい、ロックやパンクミュージックが大好きなのだ。
過去に数回綴ったが、特に80年代の英国ロック&パンクが大好きで
これを語り始めたら、一晩語り続けられる自信がある。

思えば、ロックもパンクも、既存の社会や権力に反抗する音楽。
アメリカンロックではなく、ブリティッシュロックが好きなのも
英国のロックが、旧態依然とした階級社会への反抗から
生まれたものだから。

取り澄ました価値観
階級という見えない壁
そういったものに対して、有り余るエネルギーと
眉を顰められるような、過激で奇抜なファッションで反抗した音楽。
既存のものにNoを言い、壁をぶち壊す。
そのエネルギーが、たまらなく好きだった。



そのせいか、私が心惹かれる人は皆、どこかに反骨精神がある人だ。
際立つ個性と美学を打ち立てたデヴィッド・ボウイ。
ナチスに敢然と反抗したマレーネ・ディートリッヒ。
軍刀を突きつけられても、決してモンペを履かなかった淡屋のり子。
あらゆる制限に収まらず、なおかつ美の大切さを説く美輪明宏。
彼らに共通するのは、反逆の美学とも言える反骨精神だ。

彼らが見せてくれた反逆の美学は間違いなく
私の大きな柱となって 今の私を支えている。





ハイヒールコーチになり
反逆の美学は、ますます太く 私の核をなしてゆくだろう。

ハイヒールは特別な人のもの?
ハイヒールを履くと、身体を痛める?
母親になったら、ハイヒールを履いてはいけない?
年を取ったら、危ないからハイヒールは履くな?

私の答えは「No」だ。
そんな事、一体誰が決めたのか。
自分の身体、自分の脚、自分の人生ではないか。
自ら 自分を囲い込む壁を作って
一生その中で生きてゆくのか。

美しくなりたい
美しくありたいと思うなら
ハイヒールに心惹かれるなら
自分の中の思い込みや、私には無理という壁を壊して
どうぞ飛び込んでいただきたいと思う。

私は、勇気を持って飛び込んでこられた方を
心から応援させていただく。




今日のBlogはテーマが反逆の美学だけに、やや吠えているが
決してパンクファッションでレッスンを行ったり
レッスン中に吠えたりはしないので
その辺はどうぞご安心いただきたい。(笑)





マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana






















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