2018年2月16日金曜日

成熟美と佇まい

二日前に突然回線が不通になり、どうなることかと思った我が家のインターネット。
これまた突然に、今日、無事復旧した。
旧正月の休みに入ってしまうと、絶対に物事が動かないので、
何とか休み前に復旧して、本当にほっとした。


昨日綴りかけて保存できず、涙を呑んだ記事は、

こちらのBlogを拝読して、あまりの素晴らしさに興奮状態で綴っていたものだった。


LABORATOIRE 「変化する」


こちらでは、ロゼさんが日常のある時に、連絡先が書かれたメモを
見知らぬ男性から渡されたエピソードが紹介されている。

私はこちらのエピソードを拝読して、感動すると同時に興奮が抑えきれなかった。
よい悪いではなく、見知らぬ男性が思わず行動してしまうほど、
ロゼさんのお美しさはハイヒールと共に際立っていたのだろう。
しかも欧米とは違い、日本人の男性を動かす美しさの持ち主が、
成熟した、大人の女性であることが本当に素晴らしい。


私は常々、日本には50代以上の美しい女性のロールモデルが
あまりにも少ないと思っていた。
若い世代が憧れ、ああいう大人の女性になりたい、と思うような女性。
そんなロールモデルがいないのだ。

メディアでは若い女性ばかりがもてはやされ、美しさとは若い世代でしか享受できないような錯覚を与えている。
それは裏を返せば、「老いへの恐怖」が根強く蔓延っていることを示していると思う。

年を取ったらもう女でなくなる。
加齢で美しさは失われるばかり
若くなければ価値がない。

日本の女性は、そんなネガティヴな幻想に、がっちり囚われているように感じる。



確かに、肉体の若さは年々失われるし、外見の衰えは誰にでも公平にやってくる。
外見だけを見れば、私くらいの年齢の女性は、若い女性にとても太刀打ち出来ない。
だが、本当は張り合う必要はないのだ。

年齢を重ねた女性には、今までの人生を生き抜いてきた経験があり、
その経験を成熟した美しさに変換して放つ女性は、ロゼさんのように
否が応でも人を惹きつける。

内側から放たれる美しさの前では、
「若見え」とか、「見た目年齢マイナス○歳」とか、
少し前の言葉で「美魔○」とか、
チャラチャラした言葉は霞んでしまうのだ。

佇まいだけで人を惹きつける美しいひと。

そんな、50代以上の美しきロールモデルが増えれば、
年齢を重ねるとは、豊かに、成熟してゆくことなのだと証明される。
美しきお手本が身近にいることは、若い世代が無意識に抱えている、
「老いへの恐怖」を払拭する大きな力になるだろう。



私も来月、いよいよ50代の仲間入りをするが、
ロゼさんという素晴らしい先輩をお手本に、
美しき50代を生きたいと思う。

今はまだ、悪戦苦闘中だが。
それはきっと、伸びしろが沢山あるということにしておく。


今、私と同じように、更年期と言われる年齢にさしかかっている女性たちへ。
年齢を重ねること、肉体が変化することを恐れないで欲しい。
私たちは今、新たな美しさのステージへと移行する途中なのだ。

私たちは堂々と、美しくあっていい。
いついかなる時も、私たちの美しさは、私たちの内にある。
それを磨き、放つことは、次の世代を担う若い女性たちへのエールなのだから。


マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana






























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