2018年2月9日金曜日

強制休養

数日前に、強制断捨離で
5センチヒールの靴が破壊されたばかりだが、
今度は私自身が、強制休養する羽目になった。


1月末のガストリック以来、胃の具合が思わしくない。
2日おきにクリニックに通っていたので、
一度病院で検査した方が良いという、ホームドクターの勧めに従って、
一昨日から検査入院をしている。

これを綴っている現在は、検査も終わり、異常なしとの結果を得た。
あとはドクターによる退院前の回診と、退院手続きなのだが、
ドクターが多忙なため、回診が何時になるか全く分からない。
しかも今日は金曜日で、イスラム教の礼拝の日。
マレー系のドクターは、金曜礼拝を済ませてから来るとの事。
もちろん、命に関わる緊急搬送や手術の場合は別だが、
私のように命に別状ない患者は、礼拝の後に回されるのが普通だ。(笑)

これがマレーシアなので、こちらもカリカリしないに限る。
もう今日1日分の入院費はチャージされているので、
のんびり待つのが一番なのである。
おかげで、こうしてのんびりBlogを綴る時間が出来た。



今回の検査は、胃と大腸の内視鏡検査。
検査そのものは、麻酔で眠っている間に行われたので、
何が起きていたかは全く分からない。

ただ、検査前にお腹を空っぽにするための液体を、
5リットル(!)飲まねばならいのには閉口した。
朝8時から、毎時間1リットルずつ飲むのだが、
飲めば出るのは自然の摂理なので、
最後の方は
「なるほど、人間の体というのは、本当に1本の管なのだな。」
と、妙に冷静な感慨が沸くほどだった。(笑)
人体というのは、全く神秘の塊である。

降って湧いたような入院だったが、入院してみて分かったことがいくつもある。

健康の大切さ。
家族、同僚など、自分がいかに、周りの人に支えられているか。
心配してくれた友人たち。
ドクターをはじめ、病院で働く人のおかげ。

本当に、感謝しかない。

そして、休養の大切さ。
つい色々と詰め込んで動きたい自分と、
なぜ、そうしてしまうのか、ということ。

奇しくも今回、娘の出産以来12年ぶりの入院であった。
12年前と同じ病院での、突然の強制休養は、
私がすでに持っているものと、
私の周りにある様々な愛について教えてくれた。


画像はお世話になった看護士さんたち。
皆明るくて若い女性たちだった。


マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana






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