鏡を全く見ずにフルメイクをし、そのまま外を歩いてください。
そう言われたら、あなたはそれを実行するだろうか。
「そんなの無理です。
鏡を見なくては、どんな顔になっているか分からないじゃないですか。
そんな顔で、外なんて歩けません。」
という反論が、あちこちから飛んできそうだが、
今日のテーマ
世界基準の視点で物事を考える
とは、実のところ、鏡なのだ。
自分の姿は自分では見えず、鏡に映してはじめて、
客観的に自分の姿が見える。
世界基準の視点を持つとは、自分を客観的に俯瞰することに他ならない。
鏡は手鏡のような小さいものよりも、
全身が映る大きな鏡のほうが良い。
物事を考える視点も同じで、日本の価値観や視点だけで物事を考えるのは、
小さな手鏡を一生懸命覗き込んでいるのと同じ。
全身が映る大きな鏡があって初めて、自分の全てを見ることが出来るではないか。
世界基準で物事を考えるとは、決して外国の真似をしろ、という事ではない。
それは単なる猿真似にしかならない。
むしろ逆で、世界という鏡を使って、自国の良いところも悪いところも等しく知り、
分析し、自分はどうありたいか考え、決めることが肝心なのだ。
インターネットが世界の隅々までを繋ぐ時代。
外国のことなんて関係ないと言っていては、確実に取り残される。
かと言って外ばかりを向いていては、足が地についていない状態である。
私自身、日本を飛び出してマレーシアに住むようになって、
いかに自分が狭い価値観しか無かったのか思い知らされた。
これは決して、外国に住んでいることの自慢ではないが、
外国に住んでいると、日本というのは、良くも悪くも特殊な世界なのだと感じる。
だからこそ、外から自分を見る視点、俯瞰する視点が必要なのだ。
自分を客観的に俯瞰できる視点を持ち、マインドは太く、自分の中心に根ざし、
感性と頭は柔らかく。
そんな女性になりたいと思っているし、そんな日本の女性が増えて欲しいと
心から願っている。
マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana
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