sub rosa
この言葉を知ったのが、いつだったか。
正確には覚えていない。
ラテン語で「薔薇の下」
転じて、「秘密に、内密に」という意味がある。
古の時代
薔薇を天井から吊るし、その下で行われた会合で話されたことは、
その場を出たら一切他言無用という暗黙の了解があったという。
会合ではなく、宴席という説もあり、
また、薔薇はヴィーナスの美の秘密として、沈黙の神に捧げられたからとも。
言葉の正確な由来は分からないままだが、
「薔薇」と「秘密」というふたつの意味が、私を惹きつけた。
それ以来、ずっと心の片隅にあった言葉。
数日前に、全く突然に訪れた人生の大きな決断。
それはハイヒールの哲学、美の哲学を学び、世の女性に広く伝えるということ。
私の美しき師から、課題としてブログの解説を指示された時、
即座に思い浮かんだのはこの言葉。
ああ、私は、このためにこの言葉をずっと温めていたのかと。
思わず笑みがこぼれた。
sub Rosa
スブローサ
心の薔薇の下で
自分と交わした秘密の誓い。
これから学んでゆくハイヒールと人生と美の哲学。
私が学ぶ美の秘密を、今度は世の女性にお渡しするために。
今日から、sub Rosaのnanaとして綴ってゆく言葉が、
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