2018年9月10日月曜日

Laksa Utara

マレーシアは土曜日から4連休。
9日の日曜日が国王誕生日で祝日、10日は振り替え休日で
11日はイスラム新年の休日である。

我が家は今年、小学校6年生の娘と高校3年生の次男が
大きな試験を迎えるので、連休だからと言って
どこにも出かける予定は無く
ひたすら二人の塾と家庭教師の先生の送り迎えで
連休の前半が終わってしまった。



フルタイムで仕事をしている私は、
普段の料理は簡単なものばかりだが
今週末は次男のリクエストにより
魚ベースの麺、Laksa(ラクサ)を作った。

サバの一種(鰯を使う地方もある)を茹でて
その茹で汁にほぐした魚、玉ねぎ、チリ、ハーブなどを入れてスープを作り
米から作った麺にかけて、たっぷりと薬味を添えていただく。

かなり魚臭いので、好き嫌いが分かれるのだが
日本人の口に合いやすいのではないかと思う。
我が家は全員がLaksa大好き一家である。

作り方は難しくはないのだが、魚を茹でたり身をほぐしたり
薬味を色々と刻んだり、という手間がかかるので
アシスタントがいなければ作りません!と宣言し
半ば強制的に家族に手伝わせている(笑)



こちらが完成図。
といってもMyラクサではなく(笑)画像はお借りした。







日本のご当地ラーメンのように
ラクサにも各州ごとに特色がある。
私のラクサは、料理上手の夫の叔母から教えてもらったものだ。

マレーシアの北部、ケダー州に住む叔母のラクサは
シンプルに魚、玉ねぎ、チリ、ブラチャン(蝦醤 タイ料理のカピと同じ)
それにハーブ3種類を使ったものだ。

州によっては、レモングラスが入ったり
ココナッツミルクが入ったりするが
私は叔母直伝の、シンプルなラクサが一番好きだ。
スープは一晩寝かせたほうが格段に美味しいので
食べる前日に仕込むのが、私のささやかなこだわりなのだ。

ちなみにタイトルの「Laksa Utara」とは
「北のラクサ」という意味である。




ラクサを作るには、Bunga Kantan(ブンガ カンタン)という
日本の茗荷そっくりのハーブが欠かせない。
魚の臭みを和らげ、爽やかな風味を添えるためであり、
スープに入れて煮込む他に、刻んで薬味にもする。





茗荷そっくりのブンガカンタンは
蕾が開くと、こんな華やかな花になる
艶やかで肉厚のピンクの花弁が
何とも艶かしいと思うのは私だけだろうか。










ラクサは東京のシンガポール料理店などで食べられるようなので
興味のある方は、ぜひお試しいただきたい。
東京のシンガポールラクサとは、どのようなものだろうと
先ほど検索してみたが、どうやらココナッツミルクが入った
南部のラクサらしい。

北部ラクサ派の私としては微妙な気持ちなのだが(笑)
ともあれ、もしマレーシアにいらっしゃる機会があれば
ぜひ北のラクサも食べていただきたいと思う。




マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana








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