本当にこれを履いて、美しく歩けるようになるのだろうか。
そう思ったのはちょうど1年前。
ボーナスをつぎ込んで購入した10センチのハイヒール。
今まで経験したことの無い高さで、初挑戦のポインテッドトウ。
更にいつもよりハーフサイズ小さい。
初めてが満載のハイヒールを前に
期待と不安で一杯だったのを思い出す。
もしも今、ハイヒールを履いてみたいけれど
本当に出来るだろうかと逡巡している方がいらっしゃるなら
安心していただきたい。
1年前は、私もあなたと全く同じだった。
今、あの頃の不安が嘘のように
10cmのハイヒールで歩く自分がいる。
もちろん、簡単ではないし、一歩一歩の意識は欠かせない。
だが、自分には無理だろうと思っていたハイヒールを
履いて歩くことが出来ている。
1年前とは、何と大きな違いだろうか。
そして今は、麗しい12センチのルブタンが私の手元にある。
これも1年前には、全く予想していなかった事だ。
私がルブタンに足を入れるとは。
もっともこちらは毎日、ご機嫌伺いをしては撃沈しているのだが。
出来ないとか、無理だとか
決めつけているのは自分なのだ。
自分自身に制限をかけることで、安全圏を出ない理由を作って
今までの世界に留まることを選んでいる。
何か新しい挑戦をしようとする時
反対する人は必ず出てくる。
「ハイヒールウォ-キングなんて習って何になるの。」
「そんな事にお金をかけるなんて。」
「ハイヒールは身体に悪いって言うじゃない。」
断言するが、人の挑戦に水を差す人は
決して自分自身では挑戦していないのだ。
上手く行かなかったら?という不安は誰にでもある。
以前は私もしょっちゅう、この不安にとりつかれていた。
だが今はきっぱりと、言いきることが出来る
本当に上手くいかなかったら、その時に初めて考えればいい。
先案じの不安に囚われて、やりたいことに挑戦しないほうが
人生何倍もの損をする。
ハイヒールを履いてみたいと思うなら
思い切って飛び込んでみる。
その勇気が、自分が想像していた以上の、美しい世界の扉を開く鍵になる。
マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana
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