2018年12月18日火曜日

ハイヒールとベリーダンス

今日は2週間ぶりのベリーダンスのレッスン。
久しぶりに音楽に合わせて思いっきり身体を動かすのは
とても気持ちが良かった。




私が愛するものふたつ。
ハイヒールとベリーダンス


どちらも遅いスタートだった。
ベリーダンスは44歳で習い始め
ハイヒールは48歳で本格的に足を入れた。


何となく踊るのは好きだったが、ダンスを習ったことは無く
まさか40歳を過ぎて、お腹を出して踊るとは思っていなかったし
ハイヒールは私には無理だとずっと思いこんでいたものだ。

初めは出来るかどうか不安だった。
挑戦してみたら、時間はかかったが
決して無理ではなかった。
今では両方とも、私にとってなくてはならない物になっている。




ハイヒールウォーキングとベリーダンスでは
真逆の身体の使い方をする。
ハイヒールウォーキングでは、骨盤は動かさず
上半身も揺れないようにし、腕は大きく振らない。
静と動を表現するのは膝、そして脚の捌きである。


一方ベリーダンスは骨盤の動きが重要となる。
骨盤だけでなく、身体のあらゆる箇所を動かし
振動させ、うねらせる。


全く逆の身体の使い方のようだが、実はコアの部分では共通点も多い。
身体の軸を司ること。
全身の筋肉をコントロールすること。
正しいポジションで、正しい動かし方をしないと
身体に痛みが出てしまうこと。
女性の性を肯定し、開花させること。
まだまだ考えれば、沢山出てきそうだ。





私の場合は、ハイヒールとベリーダンス両方をやることで
相乗効果を得られたことが多い。
例えば、ハイヒールのエクササイズやレッスンを行ううち
身体のコアの意識が取りやすくなり
足裏の筋肉が鍛えられて、踊りやすくなった。

逆にベリーダンスをしていることで
リズム感が養われたようで
ハイヒールの歩きにもリズムの意識を取り入れやすくなった。




だが一番の効果は、何と言っても「自信」だろう。
それまでは常に自信がなく
振り付けが覚えられなかったり、間違えると
そのたびに「ダメだなあ。」と自分にダメ出しをしていた。


しかしハイヒールレッスンを受けたことで
自分には無理と思っていたハイヒールが履けるようになった。
その自信と、挑戦することの醍醐味を得て
以前より堂々と踊れるようになった。
「私には出来ない。」という自分の作った縛りを断ち切って
自分の感じたことを、身体を通じて表現することに躊躇が無くなったのだ。

それはとても気持ちがよく、自由で
私が欲しかったのはこれだ!と、やっと分かった。
もっとも、気分良く踊っていても
ビデオに撮って見ると、全然動きとして表現しきれておらず
冷や汗をかくのが常なのだが。
これは練習するしかない。




ハイヒールは全てにおいて抑制を効かせ
一旦己の内にグッと圧縮させたものを
狙いを定めて放出し
ベリーダンスは感じたものをそのまま、ダイレクトに外へと表現する。

分かりにくい表現になってしまったが、この二つの似て異なる表現方法。
どちらも私にとって心地よく
この二つがあるからこそ、私なのだと思う。




もしもあの時、「私には無理」と諦めていたら
私を表現する二つの大きな柱を、得ることは出来なかった。
人生で起きる全ての物事は繋がっている。
ハイヒールとダンスにおいても、この事を強く感じるのである。


何か挑戦してみたい事があるなら
躊躇わずに一歩を踏み出すことだ。






マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana























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