我が家には猫が3匹いる。
もともと私は、動物は好きではなく、動物を飼うなど想像の範疇外だった。
実家は食品関係の自営業だったので、家で動物を飼うのは禁止されていたし、
犬にも猫にも興味は無かったから、ねだったことも無かった。
だが、娘は私と真逆で、動物が大好きだ。
犬でも猫でも象でも、動物なら何でも好きらしい。
この動物好きは、いったい誰の血なのか。
蛇すら怖くないようで、
観光地で蛇と一緒に写真を撮ってくれる所では、必ずやりたいと言い出し、
母娘で仲良く、蛇を首に巻いて笑っている写真が何枚もある。
私も蛇は平気なので、変なところが似たものだと感心してしまう。
ちなみに我が家の男性陣は、蛇と聞いただけで後ずさりし、
娘と私が写真を撮っている間、お茶を飲んで待っているのが通例である(笑)
話を猫に戻す。
そんな風に、動物、特に猫が大好きな娘であるから、
何年も前から「猫が飼いたい。」と言っていた。
家の中で動物を飼うなど、考えられなかった私は、その度に拒否してきたのだが。
ところがある日、コンドミニアムの敷地内に住み着いている野良猫が、
我が家に入ってきて出産してしまった。
子猫を取上げたのは娘である。
怖がるでもなく、子猫が4匹生まれるまで、ずっと見守っていた。
まさかマレーシアで、猫の助産婦になるとは。
全くこの国では何が起こるか、本当に分からない。(笑)
生まれてしまった以上、すぐに捨てるわけにもいかず、
とりあえず乳離れするまで、という約束で母子猫を家におくことにした。
乳離れすると、母猫はプイッと出ていってしまい、
我が家には3匹の子猫が残された。
そうなると娘は俄然張り切って、この子達は家にいるべきだ、と主張しはじめた。
1匹だけなら、と妥協案を提案しても、全く応じない。
「ママは、私とお兄ちゃんたちと、誰か一人だけ残して、人にあげたりしないでしょ。
きょうだいは一緒にいないといけないの。絶対離しちゃだめなの。猫も同じ。」
何と言うロジカルな主張か(笑)
結局根負けした結果、我が家は3匹の猫が、のし歩くことになってしまった。
こんなことなら、最初に娘が飼いたいと言った時に、
一匹だけ飼えば良かった。と思っても、後の祭りである。
それにしても欲しがっていた猫を3匹も無料で引き寄せたわが娘。
恐るべき引き寄せ力である。
三姉妹の長女。
好奇心旺盛でスリムなMickey。
私と一番気が合う。
次女Niko
怖がりで人見知りなおデブちゃん。
手で撫でられるのを好まず、足でお腹をグリグリされるのが好きだ。
末娘のMimi
末っ子らしく甘えん坊。
ハイヒールレッスンの時、椅子のエクササイズのために置いた椅子の上に陣取り、
PCの向こうの師匠宅で、同じ様に椅子に陣取ったCannelちゃんと対面した。
動物を飼うのは、子供を育てるのと同じように簡単ではない。
命を預かる責任がある。
人の苦労も知らず、のんびりと食べて寝て甘える三姉妹を見ながら、
時々心底、猫が羨ましくなってしまうのである。
ところで、私は3匹分の猫の毛の掃除に悩んでいるのだが、
どなたか、猫の毛対策の良い方法をご存知の方がいらしたら、
ぜひ対策を教えていただきたい。
私も、今日は午後から、猫のようにのんびりする。
皆様 良い週末をお過ごしください。
マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana
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