ラマダン明けの大祭であった。
アラビア語で「イード・イル・フィトリ」
マレーシア語で「ハリラヤ・アイディルフィトリ(略してハリラヤ)」
ムスリムにとって、1年で1番晴れがましく、嬉しい日である。
ハリラヤ前は大掃除をしたり、新しい服を買ったり
ご馳走の準備をしたりと大忙しである。
我が家は今年、娘のリクエストに応えて
家族全員お揃いの生地服を誂えた。
ハリラヤの当日は、男性は朝モスクへ礼拝に行き、
その後家族でハリラヤの挨拶をする。
「ハリラヤおめでとう」の挨拶と、1年の間の過ちを謝罪し赦しあうひと時である。
その後、子供たちにはお年玉のようなお金(ドゥイット ラヤ)が渡される。
我が家では、夫と息子二人が朝の礼拝に行き
その後家族で挨拶をし合い、子供たちにドゥイット ラヤを渡した。
それから、義姉の家へ親戚一同のハリラヤランチに出かけた。
1ヶ月に及ぶ断食の反動とばかりに、ハリラヤは終日食べて飲む日である。
義姉の家には夫の兄弟、子供たちも含め総勢30人近くが集まった。
思う存分食べて飲んで、おしゃべりをして
小さな子供たちが嬉しそうにはしゃぎまわる。
少し前の日本と似た、どこか懐かしい雰囲気である。
私は義姉お手製のランチを食べ過ぎて、ランチ直後から眠くなり
満腹すぎてディナーが食べられなかった。
マレーシアに来て21年、季節感の無いマレーシアで
ハリラヤは唯一、季節を感じられる時である。
マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana
日本のお年玉そっくりのドゥイット ラヤ
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