2018年6月7日木曜日

ラマダンブッフェへ

先週の土曜日は、家族で友人が勤務するホテルのラマダンブッフェに行った。
ラマダンもあと1週間。ラストスパートである。

私は健康上の理由から、今は断食をしないが
マレーシアに来て15年くらいは毎年断食をしていた。
日中食事が出来ないのは大変でしょう。と言われるが
実は、食べないのは胃が小さくなるので意外と耐えられるものだ。
水分が摂れない事と、生活リズムが代わるので
睡眠が細切れになりやすい事のほうが、ずっと堪える。


ラマダンの時期、レストランやホテルではラマダンブッフェが大盛況となる。
マレーシアの伝統料理や田舎料理が主なメニューで
最近では、羊の丸焼きバーベキューやアラブ風料理も人気がある。






マレー系マレーシア人(マレー人)は基本、大勢で食事をするのが大好きなので
どのブッフェも、賑やかに断食解除をするマレー人グループで満席である。


クアラルンプールの断食解除時間は夜7時半前後。
レストランにはこの時間より前に到着するが
当然、断食解除の合図があるまでは飲食できない。

ブッフェカウンターから食べ物、飲み物を取って来て目の前に置き
そのまま時間が来るまでじっと待つ。
まさに「おあずけ」状態である。(笑)

そして7時20分頃、夕刻の礼拝のアザーン(呼びかけ)が流れると同時に
一斉に飲食開始となる。
コップ一杯の水が、身体に沁みわたる瞬間だ。

       



ラマダンの時期、お腹が空いて何も出来ないのでは?と思われるかもしれないが
実はラマダンは1年で最も消費活動が活発になる時期なのだ。
日々の食べ物も消費量は勿論のこと、ラマダン明けの祝祭日に向けて
晴れ着やご馳走、お菓子の用意をせねばならず
カーテンやインテリアを替える人もいる。

家庭の主婦も、お菓子作りや裁縫が得意な方は
この時期スモールビジネスをして稼いでいる。

少し前の、日本のお正月前のような活気が、最高潮に盛り上がるラマダン最終週。
私の朝4時半起きの朝食準備も、ラストスパートとなる。






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