2018年5月25日金曜日

赤の魔法

一月ほど前から、急に赤い口紅が欲しくなって
色々探していた。

若い頃はパツッとしたボブヘアに真っ赤な口紅が定番だったが、
(よくお菊人形と呼ばれたものだ。笑)
もう何年、いや、20年くらい赤い口紅をつけていない。
ダークなマルーンカラーは持っているが、今の私にはダークすぎる。

赤という色が持つ、華やかでエネルギッシュでドラマティックな力。
赤い口紅の緊張感とエレガンス。
なぜか、今の私には赤という色の力が必要だと思った。

私は10年以上、Diorの化粧品を愛用している。
今でもDiorは大好きなのだが、化粧品売り場の出来事で綴ったとおり
接客にガッカリしてしまったのとあり
今回はDiorの赤を試しても、どうしてもピンと来ず
赤口紅を探す旅に出たという訳だ。


ひと月以上の旅の後、最終的にこちらを購入した。





Guerlain Rouge G #25

口紅とケースが別売りで、好きな組み合わせで購入できる。
ケースの箱のほうが口紅本体の箱よりも大きいという強気さ(笑)





写真ではブラウンがかって見えるが、実際はやや青みが入った、
シャープな王道レッドである。

ケースは口紅を取り出すと、自動的に鏡が開く設計になっている。
(撮影した時はまだ蓋にシールが付いたままなので、開いていない)
ケースのデザインは15種類あるので、ケースを決めるのも楽しいのだが
見ていると、口紅だけでなく、ケースも色々と欲しくなるという
お財布の紐を緩める、恐ろしい魔力を秘めている。


Givenchyの口紅と迷いに迷って、最終的にGuerlainにした。
テクスチャーがこちらのほうが好みだったのと、
私が欲しかった、Wow!というインパクト
そしてエレガンスを兼ね備えた色だったからだ。

Givenchyの赤はやや朱色がかった赤。雰囲気の違う赤が欲しくなったら
購入したい色であった。


赤い口紅を引くと、一気に顔が引き締まる。
顔だけでなく、気持ちもきりっと上向きになる気がする。
今はまだ、馴染んでおらず、鏡を見るたびに自分で自分の顔に驚くが
この色に負けない自分でありたい。
この赤をつけこなす自分でありたい。



マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana





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