2018年5月5日土曜日

K-POPから学ぶ

私の娘は12歳。
音楽が好きで、暇があればYoutubeやJooxで色々聴いているようだが、
最近はBTSという韓国のボーイズグループがマイブームのようだ。

少し前は日本のアニメにはまり、おぼつかない日本語を話したり、
主題歌を口ずさんでいたのが、
あっという間に韓国語に塗り替えられてしまった。
ちなみに娘は日本語を話さないので、
私とは英語とマレー語でコミュニケーションを取っている。

最近の子供が凄いと思うのは、Youtubeを使いこなして、
どの言語の歌でも、あっという間に覚えてしまうことだ。
数ヶ月前はフランス語の歌にはまり、「私パリに行くの。」と言っていたのが、
次にドイツ語のポップスが気に入って、「ドイツ語最高!」と言いながら、
毎日ドイツ語で歌っていた。

最近は、珍しく熱心に勉強をしているなと思ったら、
ノートにびっしりとハングル文字の書き込みがあった。
しまいには近所のコリアンタウンの前を車で通った時に、
お店の看板のハングル文字をすらすらと読み出して、
私を驚かせた。
その情熱を少しだけ、算数に向けてくれないものかとため息をつく母である。

もっとも、その昔ブリティッシュロック狂だった私も、似たようなものだったので、
これは確実に私の血だろうと、半ば諦めの気持ちでいる。

「ところであなた、日本語は?」と娘に聞くと、いともあっさり
「後で。」と言われてしまうのが、情けない限りだが。



実は、マレーシアではここ数年、K-POPや韓流ドラマがブームである。
10年近く前になるが、以前はSMAPがちらほら話題になっていたし、
ドラマも放映されていたのだが、
今や日本の歌手、ドラマは全く見向きもされなくなった。
日本人としては寂しい気持ちもあるが、
一方で、マレーシアで韓国のエンターテイメントが受けるのも頷ける。

先週、テレビで韓国の歌番組を放映しており、
娘と一緒に観たのだが、なるほど、と思った。
昔からアイドルグループが苦手な私には、どのグループも、どのメンバーも
同じ顔に見えてしまうが難点だが。(笑)

ほとんどのK-POPグループが、ルックス、歌、ダンスと三拍子揃っているし、
歌がキャッチーなのだ。
中でも、やはりBTSのアピール力は群を抜いていると思った。


好き嫌いはあるだろうし、単純に比較は出来ないが、
日本の芸能界、芸能人が日本国内でチマチマと、
小さくまとまって見えるのは否めない。

今の時代、国内に向けたマーケティングだけでは、
完全に取り残されてしまう。
狭いマーケットだけでなく、より大きなマーケットに向けて発信するアピール力、
プロモーション力。これが必須だと思った。
これは日本だけでなく、マレーシアにも言えるのだが。


ちなみに、娘が再び日本語の歌を歌いだしたので、どうしたのかと思ったら、
BTSは日本語バージョンのアルバムがあるので、
日本語バージョンを歌えるようになって、お友達に差をつけたいらしい。
ということで、娘の要望でK-POPの日本語バージョンの
発音を直してあげるのが、このところの日課になっている。




マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana









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